AndroidとPixelに6月の月例更新 「Android 16」になり複数のバグ修正と改善も

Googleが「Android 16」に合わせ、6月の月例更新も公開した。この更新では、Android全体で34件、Pixelで16件の脆弱性が修正される。また、Pixel端末向けにBluetooth接続やカメラの安定性、指紋認証など、多数のバグ修正とパフォーマンス改善が含まれる。

[佐藤由紀子，ITmedia]

　米Googleは6月10日（現地時間）、AndroidとPixelの月例セキュリティ情報の6月版を公開した。同日、「Android 16」のリリースと「Pixel Feature Drop」も発表されている。

　Android全体では34件の、Pixelでは2件の「重大」なものを含む16件の脆弱（ぜいじゃく）性が修正される。

　Pixelでは、以下のバグ修正と改善も行われる。これらのバグは「特定の状況」で発生していたものだ。

Pixel 6以降のモデルが対象のもの

• 一部のBluetoothデバイスが切断される問題の修正
• カメラの安定性の改善
• ライト／ダークテーマの通知が一貫しない問題の修正
• UIトランジションにおけるパフォーマンスと安定性の全般的な改善
• システム安定性とパフォーマンスの全般的な改善
• 長いスクリーンショットでコンテンツ全体が正しくキャプチャされるよう修正
• 通知の欠落に関する問題の修正
• 「今日の情報」ウィジェット使用時の天気タップの精度とエクスペリエンスの改善

Pixel 6シリーズのみが対象

• 壁紙選択ツールに間違った壁紙が表示されることがある問題の修正

Pixel 7、8シリーズ以降が対象

• 指紋認証と応答に関する全般的な改善
• ネットワーク接続の安定性とパフォーマンスの全般的な改善

Pixel 7と8シリーズが対象

• 触覚フィードバックの強度と応答の追加調整

Pixel 8と9シリーズが対象

• ディスプレイ安定性の全般的な改善
• ステータスバーの通知記号が重複して表示される問題の修正
• ロック画面からホームボタンが表示されない問題の修正

Pixel 9シリーズが対象

• 画面輝度遷移の改善