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約6年ぶり「らくらくホン」がドコモから 迷惑電話・迷惑メール対策機能付き、FMラジオも

FCNTが6月17日、らくらくホンの最新モデル「らくらくホン F-41F」を発表。2025年夏にNTTドコモが発売する。登録した相手にワンタッチで電話を発信できる「ワンタッチダイヤル」を3つ搭載している。サブディスプレイは先代のF-01Mの1.2型から1.25倍大きくなり、時計や歩数計の表示が見やすくなった。

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 FCNTが6月17日、らくらくホンの最新モデル「らくらくホン F-41F」を発表。2025年夏に、NTTドコモが発売する。カラーバリエーションはホワイトとネイビーの2色を用意する。

らくらくホン F-41F
ドコモが2025年夏に発売する「らくらくホン F-41F」

 らくらくホンは、シニアユーザーをターゲットに、見やすいメニューや大きくて押しやすいボタンを特徴とするケータイ。本機はスマートフォンではなくケータイタイプのらくらく“ホン”。らくらくホンとしては、2019年11月にドコモが発売した「らくらくホン F-01M」以来、約6年ぶりの新モデルとなる。

 メインディスプレイは約3.0型のTFT液晶、サブディスプレイは約1.5型のTFT液晶を備える。メニュー画面は初心者でも見やすいよう、分かりやすい日本語と大きなフォントを採用。登録した相手にワンタッチで電話を発信できる「ワンタッチダイヤル」を3つ搭載している。ボタンは押しやすい凸形状を取り入れた。

らくらくホン F-41F
先代モデルよりも大きくなった1.5型のサブディスプレイを搭載
らくらくホン F-41F
見やすいメニューと大きなボタンは健在だ

 サブディスプレイは先代のF-01Mの1.2型から1.25倍大きくなり、時計や歩数計の表示が見やすくなった。フォントの見やすさにも配慮し、ユニバーサルデザインフォントである「UD新丸ゴ」を採用している。

 ベーシックな通話専用ケータイとして、快適な通話機能にもこだわった。2つのマイクを用いて周囲の雑音を抑え、クリアな声を相手に届ける「スーパーダブルマイク」や、周囲の雑音に応じて相手の声をより聞き取りやすく調整する「はっきりボイス」を用意。より大きな音で着信音が鳴る「でか着信音」にも対応している(あらかじめ設定することで有効になる)。

 昨今増えている、迷惑電話や迷惑メールを検知する機能も備えている。電話帳に登録されていない番号から電話がかかってくると、発信者側に通話を録音する旨のメッセージをガイダンスで伝える。迷惑メールを判別する「らくらく迷惑メール判定」では、口座振り込みを促すなどの怪しいメールに返信したり、記載のURLにアクセししたりしようとすると、注意を促すメッセージを表示する。

らくらくホン F-41F
迷惑電話や迷惑メールの対策機能を用意している

 使い方について電話でサポートしてくれる「らくらくホンセンター」を、通話料と利用料を無料で利用できる。ダイヤルキーの左下にある「使い方」ボタンを長押しするだけで、らくらくホンセンターにつながり、オペレーターと会話ができる。また、ケータイの画面で使い方を説明する「使いかたガイド」アプリをらくらくホンに内蔵している。

らくらくホン F-41F
使い方ボタンを長押しすると、無料のサポートセンターにつながる
らくらくホン F-41F
説明書代わりに使える「使い方ガイド」アプリ

 FCNTのケータイらしく、耐久性にも注力した。本体はIP6Xの防塵(じん)と、IPX5/8の防水に対応している。米国国防総省の調達基準であるMIL規格の14項目に準拠しており、耐衝撃性能も確保している。

らくらくホン F-41F
らくらくホンがクリアした耐久試験

 昨今のスマートフォンを含めて珍しくなりつつある「FMラジオ」にも対応しており、USB Type-C端子にアナログ方式のケーブルかイヤフォン(いずれも別売り)を挿すことでアンテナとして利用できる。AMラジオの番組も聞ける「ワイドFM」にも対応している。

らくらくホン F-41F
側面のUSB Type-C端子にケーブルやイヤフォンを挿すと、FMラジオを聴ける

 約800万画素のカメラは、独自の画像処理により、シャッターボタンを押すだけで最適な画質で撮影できる。

 内蔵の歩数計では、楽しく散歩を継続できるよう、歩数によって応援メッセージを壁紙に表示してくれる。

らくらくホン F-41F
メッセージで応援してくれる万歩計

 本体サイズは約52(幅)×113(高さ)×16.9mm、重量は約134g。1500mAhのバッテリーは着脱できる。プロセッサはQualcommのSnapdragon 210、メモリは1GB、ストレージは8GBを内蔵している。外部メモリは最大32GBのmicroSDHCを利用できる。

らくらくホン F-41F
ホワイトを開いたところ。スマートフォンに慣れた身としては、ボディーは長く感じる
らくらくホン F-41F
凸形状の押しやすいキーを採用している
らくらくホン F-41F
ネイビーの背面。サブディスプレイが先代よりも大きくなった
らくらくホン F-41F
ホワイトの裏面。約800万画素カメラを備えている
らくらくホン F-41F
3つのワンタッチダイヤル
らくらくホン F-41F
側面にUSB Type-C端子を搭載。キャップレスではない
らくらくホン F-41F
左側面
らくらくホン F-41F
アナログ方式のUSB Type-C対応イヤフォンを挿入すると、アンテナとして使用できる
らくらくホン F-41F
リアカバーを外してバッテリーを交換できる

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