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Facebookアプリ、“間もなく”「パスキー(Passkey)」対応に
Metaは、Facebookアプリが間もなく「パスキー」に対応すると発表した。iOSとAndroidで先行導入され、数カ月以内にMessengerでも対応予定。既存のパスワードも引き続き利用できる。
米Metaは6月18日(現地時間)、「Facebook」へのログイン方法として、パスキー(Passkey)を利用できるようにすると発表した。「iOSおよびAndroidモバイルデバイスで間もなく」利用可能になる見込みだ。「Messenger」でも向こう数カ月以内にパスキーに対応する計画。
パスキーは、PCやスマートフォンのロックを解除するのと同じ方法(指紋、顔のスキャン、スクリーンロックPIN、物理的なセキュリティキー)で、アプリやWebサイトにログインできる仕組み。パスワードレス認証の標準化や普及に向けて取り組む業界団体、FIDOアライアンスが2022年に発表したものだ。盗難、推測、漏洩の恐れがないため、一般的なパスワードよりも安全な代替手段となるとされている。また、パスワードのように忘れてログインできなくなることもない。
公式ブログの動画を見ると、将来的にはPCでのログインにもパスキーが使えるようになるようだ。なお、パスキーを設定しても、パスワードでのログインも使い続けられる。
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