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約3万円のスマホ向けゲームコントローラー「Backbone Pro」が日本発売 現行モデル“One”から何が進化した?(2/2 ページ)

“Pro”をうたう新モデルは何が進化しているのでしょうか。実機を試してみました。

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実際に触って感じた進化ポイントは?

 現行のBackbone Oneを使っていた筆者が新しいBackbone Proを触ってみたところ、まず握り心地が向上したという印象が強く感じられました。

 Backbone Oneは持ち運びを重視したスリムなデザインだったのに対し、Backbone Proは長時間のゲームプレイを見据えた太めの本体と、背面に施された滑りにくいグリップによって、かなり持ちやすくなっています。

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Backbone Proを握ったところ

 アナログスティックはXbox ワイヤレス コントローラーと同等の使い心地で、操作感が向上しています。ABXYボタンもBackbone Oneに比べてストローク量が増え、“ポチポチ感”が減少しています。一方で十字キーの押し心地は変わりないようでした。

デバイス間の切り替えはスムーズ?

 Backbone Proはマルチペアリングに対応しており、本体にスマホを装着したままBackboneアプリ上で接続先デバイスを切り替えられます。左グリップ下にあるペアリングボタンを押してもペアリングが可能です。

 接続先の切り替えは独自の「FlowState テクノロジー」によって高速化されているとのことですが、確かに切り替えはスムーズです。スマホを装着したままでも他デバイスで使えるので、重さが気にならなければ、わざわざ取り外さずにそのまま使うこともできます。

 Backboneアプリではボタンの配置や再割り当て、アナログスティックやトリガーの感度調整も可能です。プロファイルを作って簡単に設定を切り替えられるので、ゲームごとに設定を詰めてもいいかもしれません。

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Backboneアプリ上でさまざまな設定が可能

約3万円の価値はある?

 Backbone Proは約3万円と非常に高価ですが、複数のデバイスでゲームをプレイする人、競技性の高いゲームで高品質なコントローラーを使いたい人、そしてそれらを1台で済ませたいミニマリストな人に向いています。ただし、空間的余裕があるならBackbone Oneと通常のゲームコントローラーを2台持ちするという選択も悪くないでしょう。

 Backboneシリーズを収納できる専用キャリングケース(4950円)も発売されるので、頻繁に持ち運びする人はこちらも検討してもよさそうです。

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Backbone Proと専用キャリングケース
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専用キャリングケースのふたを閉じたところ

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