Anker、小型ながら70W出力の新充電器「Nano Charger」発売 6999円で早速Amazonに登場
Anker(アンカー)は8月1日、3ポートを搭載しながら最大70Wの高出力を実現するUSB急速充電器「Anker Nano Charger(70W, 3 Ports)」を発売した。価格は6999円(税込み)となっている。複数のGaN(窒化ガリウム)チップを内蔵することで、一般的な67W出力の充電器と比べて約55%もの省サイズを実現した。
Anker(アンカー)は8月1日、3ポートを搭載しながら最大70Wの高出力を実現するUSB急速充電器「Anker Nano Charger(70W, 3 Ports)」を発売した。カラーはブラック、ホワイト、ブルー、ピンクの4色を展開する。価格は6999円(税込み)となっている。
本製品は、複数のGaN(窒化ガリウム)チップを内蔵することで、一般的な67W出力の充電器と比べて約55%もの省サイズを実現したことが大きな特徴。3ポートを備えつつ単ポート最大70W以上の出力に対応する製品としては、2025年7月時点で世界最小サイズ(Anker調べ)となっている。
サイズは約53×43×32mm、重量は約120g。ポケットにも収まるこのコンパクトさは、出張や旅行先に持ち運ぶ際の利便性を大きく高める。
出力ポートはUSB-Cを2つ、USB-Aを1つ備えており、単ポートではそれぞれ最大70W(USB-C)および最大33W(USB-A)の高出力に対応する。複数ポートの同時使用時にも最大合計出力は67.5W(2ポート時)または60W(3ポート時)を確保し、ノートPCやスマートフォン、イヤフォンなどをまとめて充電できる点が特長だ。
安全性にも配慮した仕様で、Anker独自の多重保護システムに加えて、1秒間あたり約120回の温度チェックを行う「ActiveShield 4.0」を搭載。接続されたデバイスの温度と電力をリアルタイムで監視・制御し、過電圧やショート、過熱といったトラブルから守る。
本体設計にも細やかな工夫が施されている。コンセントに挿した際に抜け落ちにくいよう重心を調整し、複数台の充電時でも安定した使用が可能だ。表面には指紋が付きにくく、放熱性にも優れた仕上げが施されており、高級感のある素材と相まってスタイリッシュなデザインに仕上がっている。
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