ニュース
スマホ発熱でバッテリー交換件数が急増中、7月は前年比121%に 「スマホ修理王」の対応実績から
「スマホ修理王」を運営するフラッシュエージェントは、バッテリー交換依頼の実績を分析。国内観測史上最高気温を記録した2025年7月のバッテリー交換件数は前年比121%と急増している。
「スマホ修理王」を運営するフラッシュエージェントは、8月4日にバッテリー交換依頼実績(2025年7月)の分析結果を発表した。全国直営店舗約5万件の依頼データ(2024年7月〜2025年7月)を元に集計/分析したものになる。
同社に寄せられた2025年7月のバッテリー交換依頼は前年同月比で121%、同年4月から136%アップ。7月は兵庫県丹波市では国内観測史上最高気温41.2度を記録するなど、全国的に極端な高温が続いているためトラブル発生リスクが高まっているとしている。
スマートフォンに搭載されているリチウムイオンポリマー電池は、推奨使用温度が0〜35度とされていいるため、これを超える環境での使用や保管を続けると内部温度が上昇。高温環境下で異常発熱が起き、バッテリーの劣化や膨張、動作不良などの原因になるという。
トラブルを避けるために直射日光のあたる場所に置く、車中で保管する、充電しながらの使用は避けることを推奨。一方で急激に冷やされると内部で結露が発生するため冷蔵庫や冷凍庫に入れる、食品用の保冷剤を使用することはせず、扇風機の風に当てる、電子機器専用の冷却グッズを使用するなど徐々に熱を冷ますのが最適だとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
バッテリーの膨張は「内部劣化のサイン」 国民生活センターが注意喚起 山手線での発火事故を受け
モバイルバッテリーは便利な反面、正しく使わなければ事故につながる恐れがある。山手線での発火事故が報道された。これを受け、国民生活センターも注意喚起を実施した。
バッテリーが膨張した14年前の「iPhone 4」、どうやって処分する? ドコモに相談してみた
つい先日のことだが、部屋の引き出しを整理していたら、14年前に発売された「iPhone 4」が見つかった。よく見るとバッテリーが膨張し、本来は閉じているはずの背面パネルが開いている。このような状態のスマートフォンを処分するにはどうすればよいのか。
「スマホ熱中症」に要注意 絶対にやってはいけないこと/効果的な対策を紹介
猛暑の中で特に注意したいのが、いわゆるスマホ熱中症です。特に夏場では、スマホを炎天下に置いたり、車のダッシュボードに放置したりすると想像以上に熱を帯び、思わぬトラブルにつながる可能性があります。今回は、そんなスマホ熱中症について、やってはいけないことと、効果的な対策を紹介します。
厚さ0.3mmでケースと併用できるスマホ冷却シート 熱伝導率の高いグラフェン素材を採用
AmazonでMoritekoが販売中のスマホ冷却シートを紹介。熱伝導率がアルミや銅と比べ8〜20倍の冷却素材グラフェンを採用し、厚さは0.3mmで手持ちのケースと併用できる。価格は1899円(税込み)。
エアコン「室外機」デザインのスマホ冷却クーラー ペルチェ素子搭載、広い面積で冷却
エアリアは、エアコンの室外機をモチーフにしたスマートフォン冷却クーラーを発売。スマートフォンの操作を妨げにくいコンパクトなデザインで、ペルチェ素子技術を用いた冷却で性能低下を抑制する。価格は2780円(税込み)。



