スマホ料金プラン、1GB〜5GBのオススメ5選 筆者は楽天モバイル+日本通信で実質300円ほどに節約:スマホ料金プランの選び方(1/3 ページ)
最近ではirumoやUQ mobileのミニプランが新規申込受付を終了し、選択肢が少なくなってきました。そこで今回は月1GBから5GBの小容量帯のプランのオススメを解説します。複数回線を組み合わせた方がお得な場合があります。
大手スマホキャリアは従来の無制限プランに加え、最近は30GB前後の中容量のプランに力を入れています。しかし、ITmedia Mobileで実施した読者アンケート結果を見ると、今でも人気なのは月5GBまでの小容量帯です。筆者自身も月3〜4GBほどしか使いません。
ただ、最近ではirumoやUQ mobileのミニプランが新規申込受付を終了し、選択肢が少なくなってきました。そこで今回は月1GBから5GBの小容量帯のプランのオススメを解説します(料金は全て税込み)。
小容量帯のオススメは5サービス
月1GBから5GBまでで筆者がオススメするキャリア/プランは以下の5つです。
- 日本通信
- IIJmio
- LINEMO
- 楽天モバイル
- Y!mobile
一番のオススメはLINEMO 豪華キャンペーンにも注目
この容量帯で最もオススメなのはLINEMOのLINEMOベストプランです。筆者も、友人などからオススメキャリアを聞かれた場合、月3GBで足りるならLINEMOベストプランを一番に挙げています。
LINEMOベストプランは月10GBまでの従量制プランで、3GB未満の月は月額990円です。光回線やクレジットカードなどのセット割なしでこの料金のため、シンプルで分かりやすいです。
キャンペーンも豪華で、他社から乗り換えなら1万円相当のPayPayポイントがもらえるため、10カ月は実質無料で使えます。時期によってはさらに増額されるので、そのタイミングを狙って契約するのもよいでしょう。
さらに安いキャリアもある中、LINEMOを一番にオススメしたポイントは通信品質の高さです。後ほど解説する日本通信、IIJmioは昼や夕方に速度が低下しますし、楽天モバイルもまだ万全とはいえません。そんな中、LINEMOはソフトバンクと同じ通信品質のため、1日中快適に使えるのがメリットです。スマホに詳しくない人でも安心して使えるでしょう。
一方、LINEMOベストプランのデメリットは3GBを超えると自動的に10GBの料金(月額2090円)になるため、自身で使用量の管理が必要な点です。また、ほとんどスマホを使わない人や、通信速度や通信品質の低さをうまく回避できる上級者なら、さらに安いキャリア/プランもあります。ただ、セット割なしで月額990円という安さと、高い通信品質を踏まえると、総合的には最もオススメです。
楽天モバイルは通話料無料がメリット
LINEMOベストプランよりわずかに高いものの、楽天モバイルのRakuten最強プランも月3GB未満なら月額1078円です。家族割、シニア割や学割を適用すればさらに安くなります。
楽天モバイルのメリットは、何といってもアプリ「Rakuten Link」で国内通話が無料になる点です(一部対象外の番号あり)。通話時間が長い人ほどお得になり、通話料金を含めればLINEMOより安くなる場合も多いでしょう。私もRakuten Linkにメリットを感じ、メインの電話番号は楽天モバイルにしています。
また、楽天モバイルのユーザーにはさまざまな特典があります。楽天市場での買い物でポイントが常時+4倍になったり、楽天スーパーセールでは1日早くセールに参加できたりします。筆者もネット通販はできるだけ楽天市場を利用し、高額のポイントをもらっています。プロ野球のパリーグの試合が追加料金なしで視聴できるのもうれしいポイントです。
最大の注意点は通信品質です。楽天モバイルは基地局の数や使える周波数帯が限られるため、大手3キャリアに比べると、つながりにくい場所が多い傾向にあります。筆者も普段は楽天モバイルをメインで使っていますが、つながりにくい場合に備えてドコモ回線の日本通信を副回線にしています。お得度は圧倒的ですが、安心して使いたい人はLINEMOがよいかもしれません。一方、少々のつながりにくさを受容できる人や、予備の回線がある人は楽天モバイルがお得でしょう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
2024年は「楽天モバイル+日本通信」がベストな組み合わせだった ベストスマホは23年発売の「Pixel 8」
2024年に使用したモバイル回線とスマートフォンを振り返ります。メイン回線は年間を通して楽天モバイルでした。サブ回線として、安さが際立つ日本通信が活躍しました。
“激安”の「日本通信SIM」はどれだけお得? メリットや注意点、通信速度を検証
ahamoのデータ増量にいち早く反応したのが日本通信です。日本通信は9月30日から「日本通信SIM」の一部料金プランを改訂し、月10GBと月30GBだったプランを料金据え置きでそれぞれ20GB、50GBに増量しました。日本通信の料金プランとメリット、注意点を改めて解説します。
ドコモの料金見直しで年間14万円を節約した話:あえて店舗で手続きした理由とは?
筆者は先日、妻の実家のスマホ料金を見直す機会がありました。リテラシーがそこまで高いとはいえない人達のプラン変更をどう行ったのかをお伝えします。店舗でプラン変更をしてもらったところ、想定外の事態が起きました。
スマホ料金“空白地帯”の月5〜10GBでオススメは? 2回線の組み合わせがお得な場合も
スマホ料金プランは、月30GB前後の中容量帯に力を入れている事業者が多いが、月のデータ使用量が10GB以下の小容量のユーザー数も依然として多い。その中でも特に5〜10GBはユーザー数の割に選択肢が少なく、プラン選びが難しい。そこで今回は各キャリアの月5〜10GBプランの料金比較と、2社以上の組み合わせによるお得な使い方を解説する。
料金改定した「IIJmio」と「mineo」はどれだけお得? 5GB〜30GBの容量帯で比較してみた
2024年10月にahamoがプランを改定して以降、スマホキャリア各社では料金プランの見直しが相次いでいます。2月にはIIJmioとmineoも料金プランの改定を発表しました。今回は、IIJmioとmineoの料金改定を踏まえ、契約者の多い月5〜10GBと最近競争が激しい30GB前後を中心に、どのキャリアがお得か料金を比較します。




