中古スマホ、購入したくない理由の最多は「バッテリーの状態が気になる」 MM総研が調査
MM総研は「中古スマートフォンの購入意向調査」に関する調査結果を発表。中古スマホ購入検討の条件は「バッテリーの状態が良い」が最多となり、次いで納得のいく価格であることとなった。
MM総研は、8月19日に「中古スマートフォンの購入意向調査」に関する調査結果を発表した。2024年1月以降にスマホを購入した15〜69歳の男女を対象にアンケートを実施したもので、回答数は1089。
今後の中古スマホの購入意向は「あまり購入したくない」が38.5%、「購入したくない」が43.2%で、「購入したい」と「購入を検討する」を合算した結果、18.3%が購入または購入検討の意向があると答えた。
中古スマホを「あまり購入したくない/購入したくない」とした回答者へ、どんな条件なら中古スマホを購入してもいいか聞いた。「バッテリーの状態が良い」が39.9%で最多となり、「新品のスマートフォンと比較して納得のいく価格になっていた場合」が34.5%、「端末がしっかりと整備されキズや汚れがほとんどない状態」が26.8%となった。
中古スマホを購入したくない理由は「バッテリーの状態が気になる」が60.9%で最多に。今回の調査で中古スマホに求められる要素として傷や汚れの状態より、バッテリー性能の状態のよさの方が重要だと考える傾向が強いことが分かった。
端末の買い替え後に、それまで使っていたスマホの再利用や処分方法などの意向を確認すると、「利用せず家で保管」が最多となった。次いで「携帯電話会社の買い取りサービスに出す」、「SIM カードを差し替えて利用」が続く。また「携帯電話会社の買い取りサービスに出す」「携帯電話会社の下取りサービスに出す(端末返却含む)」「Appleストアで下取り」「中古ショップで売却(オンライン含む)」「ネットオークション/フリマ系サービスで売却」などの下取り/売却を合計すると30.7%となった。
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