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Nothing初のヘッドフォン「Headphone (1)」発売、3万9800円 オーディオメーカーKEFと共同開発

Nothing Japanが初のオーバーイヤー型ヘッドフォン「Headphone (1)」を3万9800円で8月28日発売。KEFとの共同開発による音響設計と、物理ボタンを活用した直感的な操作性が特徴で、最大42dBのノイズキャンセリングとバッテリー最大80時間持続を実現した。

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 Nothing Japanは20日、同社初となるオーバーイヤー型のヘッドフォン「Headphone (1)」を日本向けに発表した。価格は3万9800円(税込み)。8月28日に発売する。Nothing.techの他、Amazonや家電量販店などで販売する。

Nothing Headphone (1)
Nothing Headphone (1)

 Headphone (1)は、イギリスのオーディオメーカーKEFと音響設計を共同開発した。40mmダイナミックドライバーを搭載し、ニッケル皮膜を採用することでひずみを抑えている。

Nothing Headphone (1)
オーディオブランドのKEFと共同開発している

 物理ボタンにこだわった操作系が特徴だ。前後に回転するローラーで音量調整やノイズキャンセリングの切り替え、側面のパドルを押して倒すことで曲送りができる。

Nothing Headphone (1)
カチカチとまわるローラーや引いて操作するパドルを備える

 表面のボタンはカスタマイズ可能で、SpotifyとApple Musicを切り替える「チャンネルホップ」機能などを割り当てられる。Nothing Japanマネージングディレクターの黒住吉郎氏は「タップやタッチ操作だと回数や場所が分かりづらい。触覚的に確認できるボタンで直感的に操作できる」と物理ボタンの利点を強調した。

Nothing Headphone (1)
表面右上にボタンがあり、好みの曲にジャンプする「チャンネルホップ」やChatGPTの音声モードなどを割り当てられる

 ノイズキャンセリングは最大42dB。フィードフォワードマイクとフィードバックマイクを計6個搭載し、600ミリ秒ごとに騒音を検知して打ち消す。2800万通りの騒音シナリオを事前に機械学習させており、AIが最適な処理を判断する仕組みだ。

Nothing Headphone (1)
Phone(3)とあわせて、ホワイトとブラックの2色を展開

 バッテリー持続時間はノイズキャンセリングオフで80時間、オンでも35時間を実現した。5分の充電で2.5時間使用できる急速充電にも対応する。IP52の防塵(じん)防滴性能を持ち、オーバーイヤーヘッドフォンとしては珍しい仕様となっている。

 接続はBluetooth 5.3でLDACコーデックに対応。USB Type-Cケーブルと3.5mmオーディオケーブルが付属し、有線接続でのロスレス再生も可能だ。

Nothing Headphone (1)
Nothing Headphone (1)の見どころ一覧

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