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衛星越しでのデータ通信に対応した「au Starlink Direct」 圏外エリアでの登山で役立つ ただしアプリは“要対策”(2/3 ページ)
低軌道通信衛星とスマートフォンが直接通信できる「au Starlink Direct」において、ついにデータ通信が利用できるようになった。ただし、端末だけでなくアプリ側の対応も必要となる。データ通信サービスの詳細について解説する。
使えるアプリは?
Starlink Directにおけるデータ通信は、端末だけでなくアプリ側も対応が必要となる。8月28日時点で対応しているアプリは以下の通りだ。
- 地図アプリ
- Google マップ
- auナビウォーク
- auカーナビ
- 天気/防災アプリ
- ウェザーニュース
- 特務機関NERV防災
- ココダヨ
- アウトドアアプリ
- YAMAP
- ヤマレコ
- いまココ
- タイドグラフBI
- 釣り船予約「釣割」
- 乗船名簿クラウド
- ニュースアプリ
- スマートニュース
- NewsPicks
- SNSアプリ
- X(旧Twitter)
- メッセージアプリ
- auメール
- メッセージ(Google)
- その他
- 家族の安心ナビ
- Find Hub(Google)
- 緊急情報サービス(Google)
携帯電話が圏外となる箇所(山間部など)において有益なアプリを中心に、対応を進めてきたようだ。
アプリ側も対応が必要
Starlink(衛星)とのデータ通信を行うAndroidアプリは、専用のAPIを用いる必要がある。一部には衛星通信時専用のUI(ユーザーインタフェース)を備えるアプリもあり、データ通信を極力少なくする制御も行われる。
Starlink Directでのデータ通信に対応するアプリの1つである「ウェザーニュース」では、通常時(左)とStarlink Direct利用時(右)とで表示する情報量に大きな差が出ている。Starlink Direct利用時は、データ通信を抑制する観点から必要最小限の情報にとどめている
上記の対応アプリについては、KDDIなどが個別に開発者と対話をしていたため、ローンチに合わせて対応できたという。より多くのアプリで対応を進めるべく、KDDIは必要な開発支援を行う「アプリ開発サポートサイト」を近日中に開設する予定だ。
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