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衛星越しでのデータ通信に対応した「au Starlink Direct」 圏外エリアでの登山で役立つ ただしアプリは“要対策”(1/3 ページ)
低軌道通信衛星とスマートフォンが直接通信できる「au Starlink Direct」において、ついにデータ通信が利用できるようになった。ただし、端末だけでなくアプリ側の対応も必要となる。データ通信サービスの詳細について解説する。
既報の通り、KDDIと沖縄セルラー電話は8月28日に低軌道通信衛星とスマートフォンとの直接通信サービス「au Starlink Direct」において、一部端末/アプリにおいてデータ通信に対応することを発表した。
この記事では、同日に行われた発表会での取材をもとに、本件についてもう少し“深掘って”解説していく。
使えるスマホは?
Starlink Direct自体は、auブランドで販売さている比較的幅広いスマートフォンで利用できる。しかし、以下の通り8月28日時点でデータ通信を利用できる機種は非常に限られる。
- Pixel 10
- Pixel 10 Pro
- Pixel 10 Pro XL
- Pixel 10 Pro Fold(現時点で未発売)
- Galaxy Z Flip7
- Galaxy Z Fold7
上記のうち、Galaxy Z Flip7とGalaxy Z Fold7についてはauが販売しているモデル(Galaxy Z Flip7 SCG35/Galaxy Z Fold7 SCG34)のみ対応となり、最新の端末ソフトウェア更新と「Google Play システムアップデート」を適用する必要がある。Pixel 10シリーズに関しては、他社の販売分も含めて対応可能だ。
KDDIと沖縄セルラー電話では、データ通信に対応する端末を順次拡充するという。
8月28日時点でStarlink Directによるデータ通信に対応できる機種。Galaxyの2機種については、最新の端末ソフトウェア更新とGoogle Play システムアップデートを適用する必要がある
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