iPhoneの背面がフラットになるMYNUSのバックカバー「MAGBACK」を試す 上質な手触りとデザインが魅力(2/2 ページ)
「iPhoneのシンプルな見た目が恋しい」「でもカメラ性能は手放したくない」「人と同じは嫌だ」──そんなこだわり派の人に知ってほしいのが、アンドデザインの「MYNUS iPhone 16 Pro MAGBACK」だ。
カラーバリエーションと手触り
カラーバリエーションは、ラバーブラックとオートミールが用意されている。どちらもナチュラルで落ち着いたいい色だ。
ラバーブラックはまさにラバーのようなマット質感で滑りにくくグリップ感が高い。一般的にマットな素材は手の汚れがとにかく目立つものだが、MYNUS iPhone 16 Pro MAGBACKのラバーブラックは、夏場のしっとりした手で触っても汚れが目立ちづらい印象だ。汚れが付いても拭き取ればスムーズに落ちた。
一方で、オートミールはクリームやベージュのような優しい色合いで、少しだけざらざらした陶器のような質感が特徴だ。間近で見ると独特な模様もあり高級感もある。これはいい。筆者の推しカラーだ。
さらにしばらく使っていてデザインの中で面白いと思ったのが、側面の段差部分が影となり、濃淡のある2色構成に見える部分だ。ここは持ちやすさにも関係する大事な形状で、手に当たる部分が痛くないようにカットされている。
持ちやすさは?
MYNUS iPhone 16 Pro MAGBACKの重さは実測で36gとなっており、iPhone 16 Proに装着すると、それなりの重量感が足されることになる。しっかりと追加分の重さが感じられるが、あくまでバックカバーであって側面はカバーされない。
もちろんバックカバーを装着したことによる厚みも足されるが、そこはあまり気にならなかった。やはり厚みよりも重さに気を取られる。
どうせ重くなるなら、全周囲がカバーされる通常のカバーを装着するか、それとも唯一なデザインのMYNUS iPhone 16 Pro MAGBACKの見た目を取るか──そこは個人の好みやこだわり次第といったところ。とはいえカメラバンプ部分のスッキリ感は人の目を引くだろうし、使っていると周囲から「そのケースは何?」と聞かれる回数も増えるだろう。手触りもいい。
MYNUSはこれまでもカメラバンプ部分をフラットにするiPhoneケースを長年リリースしており、ファンも多いだろう。MYNUS iPhone 16 Pro MAGBACKはバックカバーという新カテゴリーに進出した意欲的な製品で、いわば変化球な品でもある。
価格は6600円とそこそこ高価だが、これまで以上に“足すと引き算になる”──そんな印象がある。もうすぐiPhone 17シリーズが登場間近というタイミングでの発売も気になるところだが、最新モデルを追い続ける人というよりかは、所有するモノの1つ1つにこだわりがある人、そんな層に似合う製品だ。
(製品協力:アンドデザイン)
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