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3COINSで330円の「モバイル三脚」があれば、スマホ写真の可能性広がる 平らな場所以外にも固定(2/2 ページ)

良いスマートフォンを買ったら、写真を撮りたくなる。そのため自撮り棒やコンパクトな三脚を持ち歩く人も多い。三脚で必要なのは平らな場所だが、必ずしもそれがあるとは限らない。そんなときの強い味方、3COINS「《リニューアル》モバイル三脚」をレビューする。

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どこでも撮影スポットに

 まずは、Galaxy S23 Ultraをセットして、モバイル三脚の脚の部分が固定できるかを確認したい。

自宅でセット
自宅でセットしてみたところ、問題なく固定できていた

 この状態で、平面に置いてみたところ、ぐらつかず安定して設置できた。Galaxy S23 Ultraは、ケースも込みで約279gだ。その重さがあっても問題ないようだ。

置いてみた
出先でもしっかり固定できていた

 次に気になったのは、重さのあるスマートフォンをセットした状態で柱などに巻き付けて落ちないか、あるいはグラつかないかどうかということだ。今度は、同じスマホをホルダーにセットした状態で、公園の遊具(滑り台)の手すりにモバイル三脚の脚を巻き付けてみた。

重心を中心に
重心をモバイル三脚の中心かつ手すりの上においたところ、しっかり固定されていた

 手すりの上に乗る形で巻き付けていれば、問題ないようだ。では、ホルダーの重心を、手すりから外してみたらどうだろうか。

手すりから重心をずらす
手すりの真上から、スマートフォンの重心をずらし、前方に出すような形で設置したが、問題なく支えていたし、ズレ動くこともなかった

 手すりのように斜めではなく、垂直に立つ柱のようなものに取り付けた場合のずり落ち方も気になる。10秒から20秒でもその状態を維持できれば、集合写真を撮ることができそうだ。

柱
巻きつけられるギリギリの太さの柱に取り付けたが、落ちてくることはなかった

 意外にも、柱を滑り落ちてくるようなことはなくしっかりホールドしていた。ただ、Galaxy S23 Ultraの重量のため、雲台が下がってきてしまった。キツめにネジ止めすることで解決できたので、少しズレると感じたら、少しキツめにネジを締めよう。

 では、もう少し重さのあるデジカメではどうだろうか。筆者が持つ唯一のコンパクトなデジタルカメラ(ミラーレス)は、質量が460.5gある。この重さに耐えてくれるだろうか。

自宅では問題なく耐えていた
自宅では問題なく支えていたが、実用に耐えられるのだろうか
重心をずらした
先ほどのGalaxy S23 Ultraの場合と同じように、重心を手すりの真上から外して前方に出してみたが、全く問題なく支えていた。これもキツめのネジ締めが肝になる
階段の上
通常の三脚では三方に脚の伸びる角度が決まっているため、幅の狭いところに設置するのは難しい。しかしモバイル三脚であればこのように設置することができる

 製品情報ページには耐荷重の記載がないので、固定できる上限の重さは分からないが、筆者の持つ460gのデジタルカメラでも問題なく支えていたし、雲台部分がズレるということもなかった。これならiPhone 17 Pro Maxでも問題なく使えそうだ。

 気になったのは、脚に巻き付けてあるウレタンフォームを強くこするとポロポロと崩れてしまうということだ。新品でも崩れるので、経年劣化が激しそうだと感じた。とはいえ、330円の製品だ。崩れてしまい、ホールド力が減衰してしまったら、ためらうことなく買い替えられるだろう。

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