770円のStandard Products「ハイレゾ対応Type-Cイヤホン」を試す 価格の割に音質への満足感は高め：格安雑貨店のガジェットを試す

100円ショップなどで安価に販売されているガジェットを実際に試す連載。今回は、Standard Productsで770円「ハイレゾ対応Type-Cイヤホン」を試した。価格に対してかなり優秀な音質で、マイクも付いているためスマホを使用した通話にも耐えうる。

[雪城あさぎ，ITmedia]

　最近、いわゆる「100円ショップ」など格安雑貨店でスマートフォンやPCを便利に使えるアクセサリー類がよく販売されている。その“実力”はいかほどのものか……？

　今回はStandard Productsにおいて770円で販売されている「ハイレゾ対応Type-Cイヤホン」を試す。その実力はいかほどか……？

おことわり

　本記事に掲載されている商品は、全ての店舗で販売されているとは限りません。また、全ての携帯電話／タブレット／PCでの動作を保証するものではありません。

96kHz／24bit再生に対応

　名前の通り、本製品はUSB Type-C接続のハイレゾ対応有線イヤフォンだ。「USB Audio Class 1.0」準拠のDACを内蔵しており、同規格に準拠するデバイスドライバを備えるPCやスマートフォン／タブレットで利用可能だ。

　「ハイレゾ対応」の名前の通り、音楽CD（CD-DA規格）を超える音源の再生能力を備えており、最大で96kHz／24bitの出力に対応している。スマホなどでの利用を想定して、マイクも備えている。ケーブル長は1.2mだ（うち20cmは両耳に分かれる）。

　カラーは複数あるが、今回購入したのはガンメタルカラーだ。マットな質感が高級感を醸し出している。

パッケージ

本体

770円の割に音質はとてもいい　ハイレゾイヤフォン入門にピッタリ

　音質は770円という価格にしては良好で、音声通話にも使ってみたらマイクの音質も悪くない。価格の割に満足感は高い。USB Type-C端子しか備えないPCやスマホと組み合わせて使うのに適した製品だ。

　PCやスマホ自身がハイレゾ対応のDACを積んでいなくても、本製品自身がDACも内蔵しているので、アプリや設定さえ整えれば気軽にハイレゾ再生環境を整えられる。「ハイレゾ対応のイヤフォンってどんなものだろう？」と気になっている人の入門にお勧めしたい。

iPhone 16 Proで音楽を再生しているところ