実際に使ってみるとハードなゲームは厳しいでしょうが、SNSや検索など一般的な使い方は十分問題なく動いてくれます。
分解修理できるパーツはディスプレイ、カメラ、スピーカーなどですが、基盤も交換可能な設計にしてハードウェア性能そのものもアップグレードできるような構造だと、より長く使えるのですけどね。とはいえそこまでやるとさらにコストが上がってしまうでしょう。
カメラ性能も広角が約5000万画素なので2倍望遠程度も含め、日常的に使う分には不満は出そうにありません。UIもシンプルで使いやすいと感じます。
なお「/e/OS版」という、GMSを省きフリー&オープンソースのアプリストアを搭載するバージョンも販売されます。スマホからプライバシーを守りたいユーザー向けの製品ですが、このあたりもヨーロッパならではの製品という感じがします。
派手な機能は無いものの、10年以上も製品が続いているということは一定の支持を受けているということなのでしょう。ヨーロッパに行く機会があったら、家電量販店のスマホコーナーでぜひFairphoneを触ってみてください。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
自分で修理できるスマホ「Fairphone 6」は小型軽量化 カードケースなどアクセサリーも充実
蘭Fairphoneは、自分で修理できるスマホの第6世代「Fairphone 6」を発表した。バッテリーやカメラ、ポートなどの各部品をユーザー自身で交換できるモジュール式構造が特徴。先代より小型・軽量化し、カードケースなど、アクセサリも充実した。
技適マークなしの「海外スマホ」を日本で合法的に使うには? メリットとデメリットも解説
日本にはないオプションや機能面を備える魅力的な海外スマホ。ネット通販や越境ECによって以前よりも入手のハードルが下がったが、依然として上級者向けの製品だ。海外スマホを買うメリットとデメリット、合法的に使う方法についてまとめた。
サステナブルなスマホ「Fairphone 4」、/e/OS搭載で米国上陸
Fairphoneは、欧州で販売しているサステナブルなスマートフォン「Fairphone 4」の米国での提供を開始した。Androidではなくオープンソースの/e/OSを搭載し、提携するMurenaのオンラインストアでのみ購入できる。
自分で修理できるスマートフォン「Fairphone 4」は“5年保証”で長く使える
環境にやさしい製品、すなわちサステナビリティーを考えたモノづくりが世界各国で活発化しています。ドイツテレコムの店舗には、サステナビリティー製品を展示しているコーナーがありました。その隣で展示されているスマートフォンは、フェアトレード素材やリサイクル素材を使った「Fairphone 4」。
環境に配慮したミッドレンジAndroid端末「Fairphone 3」、450ユーロで発売
オランダのスマホメーカーFairphoneが9月に発売する「Fairphone 3」は、ユーザーが自分で分解し、別売のパーツで修理できる環境に配慮したAndroid端末。先代はiFixitから修理しやすさで10点満点の評価を得ている。


