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ドコモは「通信品質」「ネット銀行」でナンバーワンを目指す 販促費も拡大してMNPプラス成長を(3/3 ページ)

NTTドコモが11月4日、2025年第2四半期の連結決算を発表した。モバイル事業は競争が激化しており、販促費やネットワークの強化でプラス成長を目指す。既存プランから新料金プランへの移行が6割に達し、エンタメコンテンツも特典に追加する。

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ネット銀行ナンバーワンを目指すd NEOBANK ポイント以外の連携はこれから

 順調なスマートライフ事業は、金融、マーケティングソリューション、エンタメという主要3事業全てが増収となった。特にdカード、d払いのいずれも拡大している金融が270億円増となり順調に推移している。

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成長が続くスマートライフ事業。金融領域も順調に推移している

 dカードでは最上位のdカード PLATINUMが100万会員に達し、金融・決済取扱高も16%増の8兆2700億円となった。投資に関してはd払い経由で利用できる「かんたん資産運用」などが功を奏して新規口座開設数が拡大した。

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取扱高も順調に伸びており、投資サービスも成長

 10月からは住信SBIネット銀行が子会社化し、ドコモ傘下としてd NEOBANKがスタートした。念願の銀行業を取得したことで、今後銀行口座、決済、証券などのドコモの金融サービスを一体的に提供。スマートフォン1つで預金、決済、投資、保険、融資、ポイントといった総合的なサービスが提供できることを目指すとしている。

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d NEOBANKが組み込まれたことで、銀行口座を背景にした金融サービスの連携を強化していく

 ただ現状、ドコモの各サービスとd NEOBANKとの連携はまだポイント連携程度であり、2026年度以降はさまざまな連携サービス、ポイント特典などの提供を進めていくという。

 その上で前田氏は、「将来的にはネット銀行ナンバーワンを目指す」という目標を掲げる。中期的な計画としており期限は区切られていないが、「携帯電話会社もやっているグループ」に勝てるようにしたい、と目標を据える。楽天銀行を想定したものと思われ、預金残高、口座数でトップを目指す。

 他の取り組みとしては、今後法人向けのクレジットカードの発行も計画。現状は準備を進めているところとのことで詳細は明らかにされなかったが、法人向けソリューションとして提供していく考えだ。

 なお、現状の住信SBI銀行は社名変更も想定していたがまだ決まっておらず、現在話し合いをしているところだという。

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