約14万円からの「HUAWEI WATCH Ultimate 2」発売 水深150mのダイビング対応、ソナーで水中通信も可能に(1/2 ページ)
ファーウェイ・ジャパンが、スマートウォッチの最上位モデル「HUAWEI WATCH Ultimate 2」を11月18日に発売する。水深最大150mでの使用が可能になり、防水性能も強化している。ソナーによる水中通信にも対応し、あらかじめ用意された絵文字やテキストを送信できる。
ファーウェイ・ジャパンが、スマートウォッチの最上位モデル「HUAWEI WATCH Ultimate 2」を11月18日に発売する。
市場想定価格は、ブラックが14万1680円、ブルーが17万4680円。ブラックには、フルオロエラストマーベルトとダイビング用のエクステンションベルトが付属している。ブルーには、立体織物加工を施したフルオロエラストマーベルトとチタニウムベルト、ダイビング用のエクステンションベルトが付属している。
水深最大150mで使用可能、ソナーを用いた水中通信にも対応
HUAWEI WATCH Ultimate 2は、ダイビング用の機能が進化したスマートウォッチ。2023年に発売した先代の「HUAWEI WATCH Ultimate」は、水深100mまでの使用をサポートしていたが、HUAWEI WATCH Ultimate 2では水深最大150mまで拡張された。
IP68、IP69、20ATMの防水・防塵(じん)に対応する。3層の防水フィルム構造や、海水に耐えうる耐腐食コーティングにより、等級以外の面でも防水性能も進化している。さらに、水圧検知式自動防水構造を採用したことで、約30mの深度から圧力を感知し、自動で防水構造を強化するという。
小型ソナーモジュールを内蔵しており、スマートウォッチ単体でソナー(音波)による水中通信を実現したことも特筆すべき点だ。ソナーによる通信は、HUAWEI WATCH Ultimate 2同士で行える。事前にHUAWEI WATCH Ultimate 2同士をペアリングしてパートナーに設定しておくと、水中で30m以内にいる仲間に、選択したテキストや絵文字を送信できる。テキストや絵文字は64件をプリセットしており、カスタマイズすることもできるという。
水中での通信が開始すると、「ピィー!」とイルカが鳴くような音が響き、通信が成功したことを知らせる。ダイビング中に「面白いものを発見したから来て!」といった合図を送るのに適した機能といえる。
緊急時には、左上のボタンを3秒間長押しすることでSOSを送信でき、近くにいる別のUltimate 2が信号を30m以内で一度だけ中経(転送)できるため、最大60m離れた仲間にSOSを届けられる。
プロレベルをうたう、ダイビングのサポート機能も充実させた。ダイビングデータを継続的にモニタリングしながら、状態に応じて20種類上のアラートやリマインダーを送る機能を備えている。ダイビング終了直後に飛行機に乗ると減圧症(潜水や高圧環境から急に浮上・減圧した際に、体内のガスが気泡化して起こる疾患)の危険があるため、一定時間、飛行機の利用を禁止する提案を行う。
3500ニトの高輝度ディスプレイを搭載 心電図や心拍数の測定も可能
八角形のケースにはリキッドメタルを採用しており、耐摩耗性と耐腐食性に優れているとする。ベゼルと背面ケースには軽量なセラミックを採用している。約1.5型(466×466ピクセル)の有機ELディスプレイにはサファイアガラスを用いており、Huawei史上最大をうたう3500ニトの明るさを実現している。
HUAWEI WATCH GTシリーズでおなじみのゴルフ機能にも対応しており、日本の99%以上のゴルフマップを利用できる。本間ゴルフとコラボした「HONMA×HUAWEI WATCH GT 6 Pro」と同等の機能を備えており、高低差補正、一打前のショット距離表示、おすすめのクラブ提案などの機能を利用できる。
この他、トレイルランニング、登山、スキーやスノーボードなどの活動をサポートする、100種類以上のワークアウトモードに対応している。GPS機能については、ヒマワリ型アンテナが進化したことで、前モデルよりも位置情報の測位精度が向上しているという。
本体の右側面には、圧力センサー、心電図測定に使用する電極、心拍数を測定するPPG光電式センサーが一体となった新センサーモジュールを搭載。この「HUAWEI X-TAP」センサーに指を約3秒当てると、心電図、心拍数、血中酸素レベル、体表面温度、ストレスレベルなどをスムーズに測定できる。
HUAWEI WATCH Ultimate 2はeSIMに対応しており、通信サービス「スタンドアローンナンバー」を契約すると、ウォッチ単体で通話やSMSの送受信などができる。通話中に周囲の風切り音や雑音などを抑える機能も用意する。eSIMはHuaweiの「ヘルスケア」アプリ経由でインストールできる。なお、モバイル通信は基本的に水中では利用できず、地上での利用を想定している。
バッテリーは標準モードで4.5日間のヘビーユースに耐え、節電モードだと11日間の通常使用に耐えるという。ソナーによる水中通信をオンにした状態でダイビングモードを起動すると、連続で約12時間の使用が可能とのこと。
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