連載
中国では10月にスマホの新機種ラッシュを迎える──“独身の日”の大セールで最も売れたメーカーは?(2/2 ページ)
中国で最もスマートフォン熱の高まるのが、この時期なのです。
この期間のスマートフォンメーカーの売り上げ順位は、中国のニュースを見ると以下の通り。AppleはiPhone 17効果で絶好調でした。
- 1位:Apple
- 2位:Xiaomi
- 3位:Huawei
- 4位:vivo
- 5位:OPPO
他のメーカーの競争も激烈で、特に目立ったのがOPPO、HONOR、vivoの戦いです。3社はカメラフラグシップモデルを10月に相次いで投入しました。それぞれの発表日は以下の通りで、連日の新機種発表は、中国の消費者を熱狂させました。
- vivo X300/X300 Pro:10月13日
- HONOR Magic 8/Magic 8 Pro:10月15日
- OPPO Find X9/Find X9 Pro:10月16日
過去にはAppleの新製品発売日に合わせて新製品を投入する動きもありました。しかし、今では「打倒Apple」ではなく、中国メーカー同士が激しく競争を行っている状況です。
Appleのブランド力は中国でも絶大であり、そこからユーザーを引き抜くことは大変なことです。それよりも、高性能モデルから折りたたみ、そして格安品まであらゆる製品をそろえる他の中国メーカーが強力なライバルなわけです。端末を買うともらえる販促品もこの時期は豪華になります。
Appleの勝利で終わった双11セールですが、11月後半からは各社がミドルハイレンジモデルの新製品の投入を開始します。そしてHuaweiもフラグシップ「Mate」シリーズを出すなど、中国市場は1年を通じてメーカーが機を抜けない時期が続くのです。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
スマホに薄型化は必要か 「iPhone Air」で見えた「犠牲」と「意義」
Appleが日本時間9月10日午前2時(米西部時間9日午前10時)に発表したばかりの「iPhone Air」は、「薄さ」を最大の特徴とする。現行のスマートフォンは8mm台が主流なので、その数値がいかに突き抜けているかが分かる。一方、犠牲になった機能を考えると、果たして薄さが正義なのか? と思う。
「iPhone 17 Pro」「iPhone Air」のインカメラは縦横自在! 自撮り派にうれしい作りに
iPhone 17 ProとiPhone Airのカメラを撮り比べるレビューの後編は、普段だとあまり扱わないインカメラ。インカメラはあまり変わり映えしないことが多かったのだけど、今回は違う。センサーが正方形になったのだ。
「iPhone 17 Pro」と「iPhone Air」のアウトカメラを撮り比べ 話題の「光学品質8倍ズーム」もチェック
iPhone 17 ProとiPhone Airのアウトカメラって、何が違うんでしょうか――撮り比べてみましたよ!
「iPhone Air MagSafeバッテリー」はAir以外で使える?
アクセサリー「iPhone Air MagSafeバッテリー」も発表されましたが、これはiPhone Air以外でも使えるのでしょうか。
「iPhone 17」シリーズや「iPhone Air」でどの機種が人気? 評価ポイントは? MM総研が調査
MM総研は「iPhone 17シリーズ購入意向調査(2025年9月時点)」に関する調査結果を発表。39.5%が購入意向を示し、モデル別では「iPhone 17」が68.2%で最も多くなった。


