JR東日本の新幹線をより簡単に予約できる「JRE GO」が2026年秋からスタート 4月20日から先行試行版を提供(要エントリー):将来的には在来線にも対応
JR東日本が、自社管内の新幹線に特化した予約サービス「JRE GO」を2026年秋から提供する。新幹線に特化したことで予約の手数を減らし、最短1分間で予約を完了できるようになるという。
東日本旅客鉄道(JR東日本)は2月19日、新しい新幹線予約サービス「JRE GO」を2026年秋から提供することを発表した。開始に先駆けて、同社は4月から事前エントリー制の「先行試行版」を提供する予定だ。
JRE GOの概要
JR東日本では、きっぷ(乗車券や特急券など)のネット予約サービスとして「えきねっと」を提供している。しかし、えきねっとには「会員登録に時間がかかる」「列車の比較に手間がかかる」「直前の予約変更が難しい」「サイトの操作が重く(遅く)感じる」といった意見が寄せられていたという。
そこでJRE GOでは同社管内の新幹線の予約に特化することで、操作を21プロセスから最短4プロセスに短縮した。これにより、最短1分で予約を完了できるという。
また、えきねっとのスマートフォン向けアプリ/Webサイトでは、列車(経路)の選択が一度に最大3つとなっており、さらに遅い選択肢を選ぶ際に操作が必要だった。その点、JRE GOでは一度の検索で指定した時刻以降の“全列車”を一覧できるため、後続列車も選びやすくなっている。予約の変更やキャンセル(払い戻し)もトップ画面から迅速に行える。
在来線特急にも拡大予定 将来的にはえきねっとも“一本化”する可能性
先述の通り、JRE GOはJR東日本管内の新幹線で利用できる。普通車の自由席/指定席(TRAIN DESKを含む)の他、特別車両(グリーン車/グランクラス)の予約も可能だ。具体的な対応線区は以下の通りとなる。
- 東北新幹線(東京〜上野間“のみ”の乗車を除く)
- 上越新幹線
- 北陸新幹線(東京〜大宮〜高崎〜上越妙高間)
- 山形新架線
- 秋田新幹線
JRE GOでの予約は交通系ICカードとひも付ける「新幹線eチケット」のみとなり、代金の支払いはクレジットカードで行う。紙のきっぷや「えきねっとeチケ」には対応していないので注意が必要だ。
JR東日本では、2027年末をめどにJRE GOで「在来線チケットレス特急券」を利用できるようにする他、多言語化対応などサービスの継続的改善をすすめるという。また、同社が掲げる「Suica Renaissance」の一環として「モバイルSuica」「Welcome Suica Mobile」との連携サービスも展開する構想もあるという。
なお、えきねっとはJRE GOで得られた知見をフィードバックしつつ、今後もサービスを継続する。ただし、将来的にはJRE GOとえきねっとの一体化を目指すとのことだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
JR東日本が初めての「運賃値上げ」を申請 2026年3月実施予定 4つのポイントをチェック!
JR東日本が、会社設立以来初めての「運賃値上げ」を申請した。消費税の増分を除くと初めてとなる値上げとなるが、そのポイントをまとめていく。
JR東日本の二次元コード乗車券「えきねっとQチケ」を使ってみた Suicaなし/無人駅でもOKだが残念な点も
JR東日本の二次元コード乗車券「えきねっとQチケ」が東京都区内でも使えるようになりました。どんなものなのか、実際に使ってみた上で感想を述べてみようと思います。
「Suica」のタッチレス化やチャージ不要の利用を可能に JR東日本が今後10年の新構想を発表
JR東日本が、今後の「Suica」のロードマップを明らかにした。今後10年で、残高の管理をサーバに移行する他、それを生かした各種サービスを順次投入していく。
JRグループが廃止する「往復乗車券」「連続乗車券」って何? そもそもなぜなくすの?
交通系ICカードやインターネットサービスの普及を理由に、JRグループが「往復乗車券」と「連続乗車券」を廃止することを決定した。そもそもこれらの乗車券は一体どのようなものなのか。なくしても本当に問題はないのか。そして、なぜなくすのか――まとめてみた。【訂正】


