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ワイヤレス全盛期に「有線イヤフォン」が再注目される理由(2/2 ページ)

ワイヤレス全盛の今、有線イヤフォンが再注目されています。若者の間では「Y2Kファッション」のアイテムとして人気を集める一方、充電不要や遅延なしといった高い実用性も。

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「充電不要」「紛失しにくい」という理由も

 ここまで有線イヤフォンがファッションの視点で注目されているというお話をしましたが、筆者が有線イヤフォンを愛用する20代女性に聞いたところ、理由はそれだけではないようです。

 「ワイヤレスイヤフォンは充電するのを忘れちゃうんだよね。あと、既に2回失くしていてしんどい」(20代女性)

 確かに、有線イヤフォンなら充電の必要はなく、持ち歩いていればいつでも使用できます。また、ワイヤレスイヤフォンはコンパクトなので手から滑り落ちたり、何かの機会で外すとそのままどこかに紛れ込んだりしてしまいますが、有線はケーブルのおかげで紛失しづらいというメリットがあります。

 2025年2月にITmedia Mobileが行った読者調査「スマホのイヤフォンが『ワイヤレス』『有線』の理由:読者アンケート結果発表」を見ても、ワイヤレスを利用している人は51件(38%)、有線が41件(30%)、両方使っている人が40件(30%)という結果が出ています。

 ワイヤレスイヤフォンの利用が進んでいても、まだまだ有線イヤフォンの人気は高いようです。

 この調査で有線イヤフォンを使う理由として多く挙がったのは、「タイムラグがないから」「充電が不要だから」「落とす心配がないから」とのことで、前出の女性と同様です。タイムラグについては、音ゲーをプレイする人などが特に気になるとのことです。また、オンラインミーティングなど、途中で接続が切れては困るシーンでも有線イヤフォンは活躍します。

 若者だけでなく、全世代においても有線イヤフォンの良さは支持されているということですね。

ワイヤレスイヤフォン一辺倒ではない時代

 ところで、有線イヤフォンを使うとなると、1つ気になるのが接続の問題です。かつてスマホには3.5mmのイヤフォンジャックが当たり前に備わっていましたが、近年は本体の薄型化や防水性能の向上などでジャックを持たない機種が増えました。手持ちの有線イヤフォンがそのままでは挿せない場合、新たに購入する必要があります。このため、スマホ購入の際にワイヤレスへと切り替えた人も多いのではないでしょうか。

 他に有線イヤフォンを使う方法としては、変換アダプターがあります。手持ちのイヤフォンとUSB Type-Cポートの間に変換アダプターをつなげば、USB Type-C搭載のスマホでこれまで通り使えます。変換アダプターには、ハイレゾやHi-Fi対応モデル、充電しながら使える2in1タイプなどもあるので、用途に合わせて選ぶと良さそうです。

 あらためて振り返ると、有線イヤフォンが再注目されている理由は、ファッションのアクセントとして楽しむ人もいれば、充電がいらない手軽さや接続の安定性といった実用面を評価する人もいるということです。

 もちろん、ワイヤレスイヤフォンの人気が揺らいでいるわけではありません。ケーブルから解放される快適さや、騒がしい場所でも音に集中できるノイズキャンセリングのような機能は、ワイヤレスイヤフォンならではのメリットです。

 シーンや気分に合わせて、有線とワイヤレスを使い分ける。そんな付き合い方が、今後さらに定着していくのかもしれません。

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