スペックが同じに見えるNothingの「Phone (4a)」と「Phone (4a) Pro」のカメラ 撮り比べて分かった“意外な違い”:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/3 ページ)
Nothingの「Phone (4a)」と「Phone (4a) Pro」は、アウトカメラの数値上のスペックが同じ。だけど、実際に撮り比べてみると、シーンによっては結構違いが出てくることが分かった。どう違うのか、まとめてみたい。
「超望遠」でも差が出た
望遠カメラはどちらも同じだけど、望遠倍率はPhone (4a)は最高で70xなのに対して、Phone (4a) Proは最大140xとなっている。
一体何が違うのか。実際に画質は違うのか。簡単にいいうと、20xを過ぎると画面に違いが発生する。
画面片隅に「AI」ってアイコンが現れるのだ。Phone (4a) Proには「AI超解像度ズーム」機能が用意されており、20xを超えるとこれが自動的にオンになるのである(オフにもできる)。
要するに、AIを使ってデジタルズーム時のクオリティを上げるられるかどうかという違いがある。
Phone (4a) Proのカメラアプリでは、20xになると画面隅に「AI」アイコンが現れる。これをタップすると、AI超解像ズームのオン/オフを切り替えられる。オンにすると、AIの力で写ってないディテールを補うことができるのだ
例えばこの写真。清掃工場の煙突の最上部を撮ってみたところ。
煙突のてっぺんについているパーツが気になったのである。いきなり70xってのは現実的じゃないので、超望遠として使う機会がありそうな30xを見てみよう。
これではよく分からないので、さらにズーム。Phone (4a)の最大値である70xは、1600mm相当だ。さて何が映っているか――70xで撮影した煙突のてっぺんの部分切り出しである。
Phone (4a)とPhone (4a) Proで内部の処理に大きな違いがあるのは一目瞭然だ。
Phone (4a)の方は、デジタルズームらしくディテールが、モヤモヤっとしている。それに対してPhone (4a) Proの方は、AIが仕事をして解像度を上げる処理をしているので、ディテールもしっかり出ている。
ただし、仕組みが仕組みだけに、この画像が“正しい”とは限りません。実際、これを見ても、煙突のてっぺんにあるものが何かは、よく分からないのであった。
ちなみに、望遠がそこそこ効くコンパクトデジタルカメラで撮った後、トリミングしたのがこちら。さすがにリアルな光学ズームだけあって、ちゃんと写っている。
でも、ここに付いているものが何かはよく分からない。センサーなのかな? それともライト?
「超望遠」の得手/不得手をもうちょっと詳しく見てみる
さて、AIを駆使したデジタルズームには、やはり得手/不得手がある。この辺をもうちょっと詳しく見てみよう。
まず、得意なのはこういうシーンで、70xで撮ったもの。明らかに違いが分かる。
やはり、苦手なのは文字。一見するとPhone (4a) Proの方がきれいに処理されているけれども、文字のディテールはあやしくなりがちなのだった。
せっかくなので、Phone (4a) Proの最大倍率「140x」のも撮っておきますか、ということで半月を。満月は撮りそびれました。
まあ、実際に70x望遠が必要な機会なんてそうそうないわけだし、「AIならではの人工的っぽい滑らかさ」と、「撮った結果が正しいかどうか分からない悩ましさ」は出てくるのはアレなので、デジタルズームで実用的なのは30xくらいまでかな。
そうなると、Phone (4a)ProのAI超解像はいい感じに効いてくれて、デジタルズームとは思えない写真にしてくれる。
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