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「iPhoneのアプリが起動しない」報告相次ぐ 端末再起動やアプリ削除で解決しない理由(2/2 ページ)

iOSアプリが相次ぎ強制終了する大規模障害が発生。原因はGoogleの「Firebase」不具合とみられる。再起動では解決せず、データ消失リスクがあるためアプリ削除は避け、復旧を待つのが最善の対応となる。

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ユーザーが取るべき対策は「待つ」こと

 一般のiPhoneユーザーは現在どのような対応を取ればよいのだろうか。結論から言えば、「現状は何もせず、復旧を待つ」のが最善の策となる。

 特定のアプリが突然開けなくなると、「自分のスマホの調子が悪いのではないか」「ストレージの容量が足りないのか」と不安になり、端末の再起動やアプリの再インストールを試みたくなるかもしれない。しかし、今回のような大規模な障害の場合、端末の再起動で解決する可能性は低い。

 さらに注意すべきなのは、アプリの安易なアンインストール(削除)だ。アプリを削除して再インストールしてしまうと、アプリ内に保存されていたログイン情報やプレイデータ、設定などが全て消去されてしまう恐れがある。ゲームアプリや家計簿アプリなどでデータのバックアップ(引き継ぎ設定)を行っていない場合、これまでのデータが失われてしまうリスクがあるため、アプリの削除は控えた方がよいだろう。

 また、一部のユーザーからは「機内モード(オフライン状態)にしてからアプリを起動すると、通信が発生しないためクラッシュせずに起動できた」という報告も挙がっている。どうしても急ぎでオフライン環境でも利用できる機能(例えばメモアプリやダウンロード済みの電子書籍リーダーなど)にアクセスしたい場合は、一時的に通信を遮断して起動を試みるのも一つの手かもしれない。ただし、これはあくまで自己責任での一時的な回避策にとどまる。

過去にもあった「外部SDK」起因の広範囲なクラッシュ

 今回のように、スマートフォンにインストールされている多数のアプリが同時多発的にクラッシュする現象は、過去にも何度か発生している。記憶に新しいところでは、数年前にFacebook(現Meta)が提供するSDKの不具合により、同SDKを組み込んでいるiOSアプリが軒並み起動できなくなるという大規模な障害が発生した。

 現代のスマートフォンアプリは、開発効率を上げるために多数のサードパーティー製SDK(ソフトウェア開発キット)を組み込んで作られている。ユーザーの利用動向を分析する解析ツール、広告を配信するツール、SNSと連携するためのツールなど、さまざまな外部モジュールがアプリ内で動作している。

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