ドコモ、関西主要5路線で通信環境を強化中 移動中でも動画やSNSを快適に “鉄道の日”にアピール
NTTドコモは10月14日に公式Xアカウントで関西主要5路線の沿線における通信環境の強化を発表した。5Gの「Sub6」基地局を継続的に拡大し乗客が車内やホームでSNSや動画を快適に利用できる環境を整える。マルチユーザMassive MIMO技術や細かい電波切り替え調整により駅間でもスムーズな通信を維持する。
NTTドコモは10月14日正午、公式X(@docomo)アカウントにおいて、関西エリアの主要鉄道沿線における通信環境の強化取り組みについて投稿した。詳細情報は3月31日に発表しているが、「鉄道の日」に合わせてアピールした形だ。乗客が移動中の車内や駅ホームにおいて、SNS閲覧や動画視聴、スポット検索などをより安定して利用できる環境の構築を目指しているという。
今回の発表で対象とされたのは、JR東海道線、阪急神戸線、阪急京都線、阪神本線、地下鉄御堂筋線の関西主要5路線だ。ドコモはこれらの沿線において、5Gの高速・大容量通信を支える「Sub6」基地局数を継続的に拡大している。
具体的な対策のポイントとして、大容量通信に適した「マルチユーザMassive MIMO」技術の導入や小型基地局の設置を推進し、線路沿いにおける電波環境を大幅に強化した。さらに、高速移動中の列車内でもスムーズに通信を維持できるよう、コンマ数秒単位というきめ細かな電波切り替え(ハンドオーバー)調整を繰り返し実施していると明かした。
同社は、駅周辺といった「点」の対策にとどまらず、駅間の「線」の対策を強化することで、利用が集中する時間帯や移動中の車内でも快適な通信を提供していく方針だ。投稿では、こうした関西でのネットワーク施策の詳細を解説する公式Webページへの案内も添えられている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
NTTドコモ、新幹線ホームでの動画視聴を快適に JR名古屋駅の通信品質、どう改善?
NTTドコモは10月11日に公式Xアカウントで、JR名古屋駅ホームにおける通信環境の改善対策を発表した。ホームへの基地局設置とエリアチューニングにより新幹線ホームでの快適な動画視聴を実現している。本記事では、Xの発信内容とともに、2023年からの課題解消に向けた取り組みや今後の展開を詳細に解説する。
ドコモ、2027年度中に「5Gエリア=SA対応エリア」目指す 品質1位にこだわらず“体感品質”の向上を重視
NTTドコモは、2026年9月時点で都市部へのリソース集中や800MHz帯の4G転用を進め、体感品の質向上を図っている。重点ポイントでの下り100Mbps達成に加え、上りトラフィックや生成AI普及を見据えた新技術も投入している。一方で、体感品質の向上を最優先とし、特定の外部調査スコアの首位獲得にはこだわらい姿勢を示した。
まだ「つながりにくい」声ある“ドコモ通信品質問題”の現在地 前田社長が明かす「道半ば」の詳細解説
NTTドコモは2026年度第1四半期決算説明会で通信品質改善の進捗状況を公表した。前田義晃社長は通信品質の底上げについて「まだ道半ばだ」との認識を示した。都心混雑エリアへの優先的な設備投資を進め、信頼回復を目指す。
ドコモの通信品質はどう改善したのか、前田社長が解説 3G停波が寄与、5G SAの拡大も
NTTドコモの2025年度決算説明会資料をもとに、通信品質向上の取り組みと成果を解説する。2023年度以降の品質低下に対し、AI活用や5G基地局の大規模増設などネットワーク強靭化を実施し、都市部や鉄道路線でスループットが劇的に改善した。2026年度以降もプラチナバンドのフルLTE化や衛星通信サービスなどの新施策を展開し、さらなる通信品質向上を目指す。
ドコモ、5G速度で首位も「一貫した品質」でなぜ最下位? auが10部門で受賞 Opensignal調査
Opensignalが2026年Q1のモバイル調査を発表し、auが信頼性や一貫した品質など10部門で首位となった。ソフトバンクは5G利用率で単独受賞、ドコモは5G速度で首位だが一貫した品質では最下位という結果だった。楽天モバイルは上り速度で優位性を見せており、国内キャリアの評価は項目ごとに分かれる形となった。

