#004 - CATVインターネット	High Speed Access

速度比較

速度はCATV会社によって異なる。タイタス512Kbps、東急ケーブルテレビでは混雑時でなければ1M〜1.5Mbps程度（理論値では最大14.3Mbps）となっている。他の会社でもだいたい数百Kbpsから1Mbps程度のようだ。
1分間にダウンロードできるファイルの容量		10Mバイトの ダウンロード時間
CATVインターネット（512Kbps）	約3.7M（3800K）バイト	2分40秒
ADSL（640Kbps）	約4.7M（4800K）バイト	2分8秒
OCNエコノミー（128Kbps）	約960Kバイト	10分40秒
IP接続サービス・ISDN 64Kbps	約480Kバイト	21分20秒
アナログモデム 56Kbps	約420Kバイト	24分23秒
●通信速度の単位「Kbps」のbはビット（1バイトは8ビット）。1Mbpsは1024Kbps ●数値は技術的な理論値であり、回線やサーバーの状態によって異なる

料金比較

月額の料金はタイタスが6000円、東急は5200円より。他社もだいたい、5000〜7000円の間に収まっている。CATVインターネットは基本的に使い放題で、プロバイダ料金や電話代が別途かからないのがポイントだ。導入の際には、2万〜3万円の初期費用が必要だ。
24時間常時接続したときの料金
CATVインターネット（512Kbps）	6000円
ADSL（640Kbps）	6300円
OCNエコノミー（128Kbps）	3万2000円
IP接続サービス	4500円
アナログモデム 56Kbps	13万500円から
●ADSLは東京めたりっく通信のA1メニューで、CATVインターネットはタイタスのALLNETで計算 ●IP接続サービスと56Kモデムは、別途プロバイダ料金が必要

速度は数百Kbpsから1Mbps
料金は月額5000〜7000円

　さて、気になる接続スピードと料金だが、CATV事業者によって、かなりのばらつきがある。たとえば、タイタスが提供するALLNETの場合、最大速度は512Kbpsまでという制限が設けられて6000円（テレビと同時契約の場合）になっている。東急ケーブルテレビの場合、5200円（ネットのみ利用の場合）で、とくに制限が設けられていない。表面的な数字だけを追うと、東急ケーブルテレビの方が、安くて速いように感じる。確かに東急の場合、平日の午前中などアクセスが少ない時間帯であれば、1.5Mbpsなどという超高速接続が可能だ。だが、夜間などに利用者が増えてきて、ダウンロードなどで帯域*5を占有するユーザーが多いと、回線速度が落ちてしまう。逆に、ALLNETではユーザー個々の最大速度を制限することで、契約者全員になるべく平等なサービスを提供している。

　ほぼ横並び状態の料金体系となっていることを考えると、通信品質や速度はその会社の接続サービスに対する考え方や個性が色濃く出る部分であろう。

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