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Today on ITmedia 2004年09月13日 19時55分
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YIG Yahoo! Internet Guide 2001年6月号より
#015 - ブロードバンドコンテンツ(AII編) High Speed Access

ブロードバンドユーザー急増中
コンテンツ拡充が急務に

 ブロードバンド*1インターネット接続のユーザーが急増している。総務省が発表した3月末時点でのデータによれば、ADSL*2を主とするDSL全体(若干のSDSLを含む)の契約者数が6万8746件で、2月末の3万4372件から1か月で倍増したという。本格提供開始からわずか3か月だけに、この勢いが続けばADSLユーザーが100万、200万という数になるのも、そう遠い未来の話ではなさそうだ。

 このようにユーザー急増中のブロードバンド接続だが、そこには数々の新しいビジネスが芽生え始めている。その1つが高速常時接続のメリットをフルに生かした「コンテンツ*3ビジネス」だ。これまでのようなダイヤルアップ接続(ナローバンド)のユーザーを対象としたコンテンツは、音質・画質などが低品質で、乱暴な言い方をすれば、お金が取れるシロモノではなかった。しかし、大容量のデータを短時間でユーザーのパソコンに送り届けることのできるブロードバンド環境では、高画質、高音質の動画や音声というリッチな表現力を武器に、新しいビジネスを展開しようという動きが生まれて当然といえるだろう。

 ただし、現在ブロードバンドの接続回線を提供している事業者は、どこもエリア拡大のための設備投資で手いっぱいで、コンテンツ整備にまで手が回らないのが実情だ。そこで、ブロードバンドのインフラ*4を提供する事業者にコンテンツ配信用のプラットフォーム*5を提供しようというのが、今回ご紹介するAIIだ。

CATV網内にサーバーを設置
外部のボトルネックを回避

 AIIは、ソニー、東急電鉄、トヨタ自動車などが出資した合弁会社。この会社の役割は、各地の提携CATV局に配信用の専用サーバーを設置して、そのCATV局のユーザーに快適なコンテンツ視聴環境を提供しようというもの。上のイラストでもわかるように、コンテンツ配信サーバーを各CATV局のネットワーク内に設置するので、インターネット上の至るところに潜むボトルネックの悪影響を受けずに、高速にコンテンツを受信できる。だから、AII提携CATV局のユーザーであれば、同社の配信するブロードバンドコンテンツの魅力をフルに楽しめるというわけだ。

 AIIは、「4月末の予定で配信可能世帯数で約20万世帯、CATV局にして20局弱」(AII・込山一弥氏)のユーザーを対象にしてサービスを行っている。現在、CATV局とのみ提携しているのは「最も普及したブロードバンドインフラである点に着目した」(同氏)という。ただし、ADSLなど他のブロードバンドの普及に伴い、そのような事業者にも「今後は、積極的にコンテンツ配信用のプラットフォームを提供したい」(同氏)と意気込む。

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