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Yahoo! Internet Guide 2001年11月号 2001年11月30日(金)
高速インターネット入門

ついに100万世帯突破
急増するCATVユーザー

 本年の6月末で100万加入(テレビも含めて)を達成した国内最大のCATV会社ジュピターテレコム(J-COM)は、MSO*1と呼ばれるCATV統括会社だ。MSOは自身では直接サービスを行わず各地のCATV局に対し買収や出資を行い、統括、運営する。J-COMは現在21社のCATV局(会社)を傘下に収め「J-COM Broadband」というブランド名で運営している。統括して運営することで、設備や管理部門を共有してスケールメリットを生かしたコストダウン経営が行えるのだ。たとえば、同社のインターネットサービスは、関東では、@NetHome※2、関西ではZAQ*2が担当して提供している。両社はJ-COMの出資先でもある。CATV各局が自社でインターネットサービスに必要な設備や管理サービス部門を用意していたのではコストが跳ね上がりリーズナブルな料金では提供できないため、このように各CATV局にインターネットサービスだけを提供する会社が必要とされるのだ。

急拡大のブロードバンド
だがCATVの伸び率は鈍化

 昨年から今年の前半にかけて、利用者の大幅な伸びを記録して日本のブロードバンドを牽引してきたCATVインターネットだが、Yahoo! BBに代表される安価なADSL勢の大攻勢の前にその伸び率も鈍ってきている。確かに、各局が一様に提示している5000〜6000円で、下り*3 1M〜2Mbpsというスペックは、2000〜3000円台が主戦場になった安価なADSL勢に対して価格競争力の点で大いに見劣りがする。これに対しJ-COMでは「適正な料金でテレビ、ネット、電話の3サービスを総合的に提供していきたい」(瀬沼高康マーケティング部HSDSプロダクトアシスタントマネージャー)と価格競争への参入を否定する。米国では無理な値下げ競争の結果、新興のADSL事業者がバタバタと倒産*4していることから、健全経営こそが利用者に継続的な満足を与える最大の手段という考え方のようだ。

J-COMユーザーの声

テレビ、電話もセットの総合力が魅力

 神奈川県相模原市で不動産会社に勤務する目黒力也さんは、J-COMを利用している。速度はスペック通りの2Mbpsがほぼ出ており満足しているという。とくに先ごろJ-COMが行った増速以降、速度は「予想以上に速くなった」という。定額料金で、つなぎっぱなしにできるのが何よりのメリットで、これまではいちいち接続と切断を繰り返していたが、「水道の蛇口をひねれば水が出るように」必要なときに必要なだけ自然にネットを利用できるようになったという。勤務先の不動産会社でも「CATVが使える物件はお客さんの反応が違う」とか。最近では安価なADSLも登場してきたため、J-COMの5800円という料金も決して安くはなくなったが「(ADSLで問題になっている)通信品質やユーザーサポートを考えればそれほど高くない」という。スポーツ好きの目黒さんは「ケーブルでは地上波ではやらないプロ野球チームやサッカーJ2の放送もあるから、もう、なくてはならない存在です」と満足げな様子だ。

Photo 目黒力也さん
勤務する不動産会社の店頭にはJ-COMのCATV回線とISDN回線を両方用意して実際に使ってもらっている。試用するとほとんどの人はCATV付きの物件を選ぶという
www.t-one.nu

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