3.5インチ用のHDDケースのほかにコンパクトな2.5インチHDD用のケースもある。2.5インチ用のHDDケースはサイズがコンパクトなので持ち運んで使うのに重宝する。オフ会でのトレードでもかさばらないので便利。2.5インチHDDの相場は20Gバイトで1万円前後、30Gバイトと40Gバイトが1万円台半ばになっている。最大容量になる60Gバイトは3万円前後の価格で売られていることが多い。そのほかでは、ラトックシステムの「RS-FWEC5X」のように、内蔵型HDDだけではなく、ATAPI接続の内蔵型CD-RWドライブまで外付けにできるケースもある。
外付け型HDDやHDDケース選びで迷うのが接続方法。スペックを見ると、最大データ転送速度はUSB2.0が480Mbpsであり、IEEE1394は400MbpsなのでUSB2.0の方が速い。しかしUSB2.0を最初から搭載しているパソコンは、2002年の夏モデル以降の機種がほとんど。それ以前のパソコンには、USB2.0よりもIEEE1394端子を備えている機種の方が多かった。もし今使っているパソコンにIEEE1394端子があるなら、IEEE1394接続のHDDを購入すればよい。ただ今後普及するのは従来のUSB1.1と互換性のあるUSB2.0だ。CD-RWドライブなどの周辺機器もUSB2.0対応の機種が激増している。もし今使っているパソコンにUSB2.0がないならアダプテックジャパンなどから発売されている増設ボードを購入してはいかがだろう。今USB2.0対応にパソコンを改造しておけば、これから購入する周辺機器を末永く使うことができる。