一般的なボイスチャットやネット電話クライアントは導入が面倒で、LAN内などネット接続にルータを利用している環境では使うことができない。しかも音質が悪く、ソフトが不安定なことが多い。だがネット電話ソフトSkypeはP2P技術を利用することでこれらの問題をすべて解決し、にわかに人気を集めている。P2Pといえばファイル共有ソフトばかりが目立つが、P2Pの利点を生かした最強のネット電話ソフトを試してみよう

インターネットを経由して通話するため通話料金の安いIP電話が最近話題だ。だがネットを介した電話はIP電話だけではない。音声チャットだって昔から「ネット電話」と呼ばれて親しまれているのだ。

ネット電話といえば昔は音が悪くてタイムラグの大きい、あまりいいイメージのないものだった。だがブロードバンドが普及した現在では高音質な通話が当たり前だ。

しかも最近、超有名ファイル共有ソフト「Kazaa」の作者が開発した、p2p技術を利用したネット電話ソフト「Skype」が話題を集めている。日本ではなぜかブロガーに人気で、あちこちのブログでSkypeが絶賛されている。オシャレなブロガーも使っている最新流行のSkypeをぜひ導入してみよう。

Skypeの操作は非常に分かりやすい。簡単なメッセンジャーソフト程度の設定ですぐに使うことが可能だ。しかもP2Pの利用によって、従来のネット電話と違いルータやファイアウォールを使用している環境でも特に設定の必要がない。 そして、何といっても一番の魅力はタダで使えることだ。IP電話は通話料金がかかるが、Skypeなら地球の裏側にいる人と長時間話したって完全に無料なのだ。これでもうIP電話なんて必要ないぞ!

Skype 0.96 作者 : Skyper Limited