News：っぽいかもしれない 2002年2月15日　06:54 PM 更新

っぽいかもしれない： 熱き「男の子」たちのさらなる闘い(4)

2回戦

　2回戦となると熱のこもった試合が増えてくる。

・R-Blue III vs MK-2IR-2

　1回戦第1試合の熱戦を制したR-Blue IIIに鳥足ロボットのMK-2IR-2。MK-2IR-2はかわいいんで好きなんだけど，攻撃力がほとんどというくらいない。しかも，この日は本来の操縦者の増渕さんが都合でこられなくなってしまったために操縦者の代打をたてなければいけなくなっちゃった。悪いことにこのロボットは自動制御の部分が少ないから，操縦者の技量によるところが大きいのだ。

　しかし，R-Blue IIIも1回戦に続いて小さい相手で勝手が悪い。一度は自分でバランスを崩して倒れてしまった。とはいっても，そこは優勝候補，ラウンド3-1，判定6-0で準決勝進出。

rb3-mk.mpg（620Kバイト）第1ラウンド。R-Blue III一気の寄り倒し

・TA-17 vs adamant

　小さなTA-17と大きなadamantとの対決。どうなるだろうとおもっていたのだけど，TA-17が下から切り崩すようにadamantをひっくり返すことに成功。ラウンド3-0，判定6-0で準決勝進出。TA-17の快進撃はこの闘いから弾みがついたような気がする。

ta-ada.mpg（1.3Mバイト）TA-17がadamantをひっくり返す。見ていて力の入る闘い

・バルキー vs 毘夷零号機

　大会の全ての試合を通じて，もっとも印象がかわいかった試合だ。ブリキ缶のような外見を持つバルキーに，レトロなロボットのおもちゃのような毘夷零号機（ちょっとボスボロットにも似てる）。リング中央でがっぷり組み合ったものの，バルキーのパンチは毘夷零号機の頭の上，毘夷零号機のパンチは相手のボディをカンカン鳴らすだけということで，見た目にはなんともかわいいことになってしまうのだ。

bal-be.mpg（904Kバイト）あんまりかわいいので，会場からわらいが起きる*8

しかし，バルキーに自爆ダウンがあったために毘夷零号機がラウンド2-0，判定6-0で準決勝進出。やはり重心の低いマシンは有利か。

・Petapy vs YRCドム

　Petapyに低い姿勢で防御をとられると，抜群の運動性能を持つYRCドムも攻めあぐんでしまう。ミスをしたほうが倒れるという，地味に盛り上がった試合だ。

　Petapyは一度あおむけにひっくり返ってしまい，じたばたしたけれど起き上がれない。前のめりに倒れたのなら起き上がれるマシンだったのだが残念。

peta-yrc.mpg（2.1Mバイト）YRCドムの攻撃をPetapyはしゃがんでしのいでいたのだが

　ラウンドスコア2-1，判定は5-1でYRCドムが準決勝進出。すべての試合を通じて判定が6-0以外になったのはこれだけだった。

*8わたしも笑っちゃったので，カメラを持つ手が震えている。

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