News:っぽいかもしれない | 2002年2月15日 06:54 PM 更新 |
・TA-17 vs YRCドム
決勝戦。会場は熱戦を期待していやがうえにも盛り上がる。でも,ちょっと残念な試合になってしまった。
第1ラウンド,組み合って少し攻撃を仕掛けあった直後,いきなりYRCドムの操縦者が手を伸ばして自分のロボットに触ってしまう。この時点でYRCドムは反則で1ラウンドを失った。何があったのかと唖然とする観客。いきなりロボットが制御不能になったのだそうだ。でも,またうごきだしたので(ロボット側にリセットスイッチでもあったのかな),すぐに第2ラウンド開始。ところが,また,途中でYRCドムは動かなくなってしまう。
YRCドムは,電波と赤外線の両方で制御している。この赤外線のセンサーが観客席からの大量のストロボの光(実際すごかったのだ)を浴びたことが原因で,ロボットのCPUが誤動作したらしい。
応急処置的にセンサーのむきを変えるような調整をして第3ラウンド。しかし,そのせいかどうか今までの動きのキレがない。それではTA-17の敵ではない。TA-17の右の刀(のツカだったかもしれない)が胴に入り,YRCドムはもんどりうって倒れる。
ta-yrc.mpg(1.3Mバイト)TA-17の右がYRCドムの胴に入る
ラウンド3-0,判定6-0でTA-17の勝利。第1回robo-oneの優勝の栄誉を手にした。おめでとう。
TA-17を抱える藤野裕之さん |
終ってみると,試合の中でダウンしたロボットが起き上がるというところは一度も見られなかったのだ。もし起き上がることができれば,それだけで大きな力になる。
さて,ROBO-ONEのまとめ役の西村輝一さんの話によれば,「第2回大会は夏には行いたい。そのときには“屈伸ができる"を参加資格にしようかな」だそうだ。“屈伸ができる”が本当かどうかはわからないけど,次の大会はすぐに行いたいらしい。また新しい闘いが始まっているのだ。願わくば今度は女性の出場者も出てきてほしい。
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