News | 2002年2月25日 10:21 PM 更新 |
Weekly Top10(2002年2月17日〜2月23日)
【国内記事】 | 2002年2月25日 10:21 PM 更新 |
先週の週間トップ10は,「Xbox」が制した。22日早朝に渋谷で行われた発売カウントダウンイベントには,500人を超えるユーザーと多くの報道関係者が集まり,Xboxの船出を大いに盛り上げた。
Xboxの国内初回出荷台数は25万台を予定している。出足は好調と見ていいだろうが,“猛ダッシュ”というわけでもなさそうだ。
郊外のとあるショッピングセンター。24日深夜になってもまだBill Gates会長サイン入りのXboxが3台売れ残っており,その横には,通常版が10台ぐらいディスプレイされたままであった。
発売当初,品薄が続いたプレイステーション2(PS2)と比べると,落ち着いた雰囲気である(もちろん,PS2の場合は出荷台数そのものが少なかったこともあるが)。ただ,Xboxを気にかける客も少なくなく,とりあえずは様子見ということなのかもしれない。
「独占市場に風穴」。一般紙風にXboxの登場を位置付けてみれば,こんな感じになるだろう。実際,テレビや新聞では,PS2とGAME CUBEに挑むXboxという構図で,“家庭用ゲーム機戦争”を煽っている。だが,PS2やGAME CUBEほどのブランド力を持たないXboxが,満足に戦えるようになるまでには,しばらく時間がかかるだろう。評判が評判を呼ぶための時間が──である。
「やべぇよXbox! まじ,買っちゃいそうじゃない?」。興奮した口調でこう話すのは,先ほどの店にあるXboxの試遊台で,「DEAD OR ALIVE 3」のプレイを終えたばかりの若者たちだ。
発売前夜の記者会見。国内での勝算について聞かれるたGates会長は,「口コミが成功のカギを握る」と答えていた。Xboxを手にしたユーザーが,この若者のようにXboxの素晴らしさをどんどん吹聴してくれれば,様子見をしている人たちも,購入に踏み切るに違いない。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.