News | 2002年7月1日 09:33 PM 更新 |
先週、ニューヨークで米Microsoftの「TechXNY」が開催された。「Table PC」をメインに、いくつかの発表が行われたが、Top10にランクインしたのは「Microsoftの携帯電話」の記事。この携帯電話、「PocketPC 2002」をベースにしたPDA型で、「折り畳み式」や「ストレート型」といった一般的な携帯電話のスタイルではないもよう。携帯電話機能付きのPDAは、これまでに成功した試しがないといういわくつきの製品だが、とりあえず、折り畳み式にして背面液晶でも付ければ少しは話題になるかも……。
ところで、昨日、1カ月にわたり熱戦が繰り広げられたワールドカップの幕が閉じた。王者フランスが無得点で敗退した波乱の予選リーグ、韓国の躍進が印象的だった決勝リーグ、そして、決勝戦で2ゴールを決め、感動の復活を果たしたロナウド……など、今大会もいろいろなドラマがあった。新聞では連日多くの紙面を割いて試合の詳細を伝え、テレビではゴールシーンが何度も繰り返し放送されていた。
Webメディアはどうだったのか? 試合状況をリアルタイムで配信しているニュースサイトも少なくなかったが、某スポーツ新聞社の電子メディア担当者に聞いたところ、大会期間中、Webサイトのアクセスが増加したのはもちろんだが、それよりも、携帯電話のサービス利用者の増加が顕著だったという。「昼間の試合は、携帯電話で試合結果を確認したひとが多かったのではないだろうか。スタジアムでも、他会場の試合経過を知るのに使われていたようだ」(同担当者)。
そういえば、某テレビ局では、“道頓堀ダイブ”のもようを「FOMA」のテレビ電話機能を使って伝えていた(映像が汚くて、なにがなんだか分からなかったが……)。今大会、そこらじゅうで携帯電話が大活躍していたようだが、2006年のドイツ大会の頃には、普通の利用者でもテレビ電話機能で会場から“パーソナル実況中継”……なんてことが現実になっているのだろうか? 勝手に放送するなんて、FIFAが許さないかもしれないが……。
[中村琢磨, ITmedia]
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