News | 2003年1月21日 05:24 PM 更新 |
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1位 | Mozillaに“反省”を促した、Appleの決断 | ||
2位 | ソニー安藤社長、Microsoftとの「微妙な関係」を語る | ||
3位 | P4新チップセット「Springdale」でFSBは800MHzに | ||
4位 | 中古ハードディスクは“宝の山” | ||
5位 | CESレポート:4Gバイトのマイクロドライブと“半分サイズ”の1.8インチHDDが登場 | ||
6位 | ちっともスマートじゃなかった「SPOT」 | ||
7位 | ポップアップ広告に吹き始めた逆風 | ||
8位 | 家電復権は韓国有利? なんでもアリ、Samsungの躍進度 | ||
9位 | フリーソフトに対抗、各国政府にWindowsソースコード開示 | ||
10位 | ソニー、バイオのデスクトップ春モデルを発表 |
5位のCESリポートでは、4GバイトのMicrodriveや1.8インチHDDなど小型のHDD製品について語られている。HDDの小型・大容量化は、デジタルカメラ/PVR/車載用などPC以外でのHDD利用が増えていることが背景にある。
このようにさまざまな機器でHDDが使われるようになると、4位の記事にあるような「廃棄HDDからの情報漏洩」という問題も浮上してくる。
記事では、不要品交換会で入手したHDDの中から、クレジットカード番号/医療記録/財務情報/電子メールといった機密情報が多数見つかったとし、PCやHDDを処分する際には十分気をつけなければいけないと警告している。
記事でも触れられているが、単にデータを削除したりHDDをフォーマットしても、ファイル復元ユーティリティなどで簡単に復旧できてしまう。現時点で、廃棄HDDを安全に処分するには、
1.はフリーソフトも出回っており個人でも比較的簡単に取り組める対処法だ。しかし、HDDの上書き作業はただでさえ時間がかかる上に、最近のHDD大容量化で作業はさらに手間のかかるものになっている。
2.は数千ガウスの強力な磁気を照射することで、磁気ディスクに記録されたデータを破壊する専用装置が市販されている。HDDのトラック位置を示すサーボ信号をも消去してしまうので、データの復元を不可能にするだけでなく、HDDの再利用もできなくなる。ただし、価格が数十万円と高価なのがネックで、個人では手が出しにくい。
個人レベルでもっとも手っ取り早く、かつ確実なHDD廃棄処理が3.の方法かもしれない。ただ、PCの構成部品の中でも1、2を争うぐらい“頑丈”に作られているHDDは、そう簡単には壊れないから厄介だ。
だが、使用時にHDDがクラッシュしてアクセスできなくなった時など1.の方法が使えないケースもある。このような時に個人レベルで安価に廃棄処理するには“物理的な破壊”しかない。
実は筆者も昨年末、HDDに不具合が生じるという事態に陥った。だが、完全にクラッシュしたわけではなく、ごくたまにアクセスできたりするからそのまま廃棄もできない。結局は、特殊な“トルクスねじ”で頑丈にロックされているHDDをトルクスドライバーでこじ開け、中のディスクを破壊した上で廃棄した。
トルクスドライバー自体はホームセンターなどで数百円程度で購入できるが、HDDのトルクスねじにピッタリ合うサイズを選ぶのが難しい。HDDは本来分解するものではないので頑丈な構造にするのも分からなくはないが、ユーザーが安心して廃棄できるようなHDD作りもメーカーには考えてもらいたい。
[西坂真人, ITmedia]
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