どこまでが「不正アクセス」かが争点に
コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)の個人情報流出事件で、不正アクセス禁止法違反で起訴された元京都大学研究員の公判では、不正アクセス禁止法の守備範囲が争点となりそうだ。
弁護側は「不正アクセス禁止法は新しい法律で判例も少ない」と前置きした上で、「パスワード認証などのアクセス制御がない領域へのアクセスは、同法では不正アクセスとして想定されていない。これを有罪とするのは、刑法で禁止されている類推解釈にあたる」と無罪を主張した。
検察側によると、元研究員が個人情報の入手法をプレゼンテーションで公開したとされるセキュリティイベント「A.D.2003」で元研究員のプレゼンテーションを聞いた参加者は「研究員の方法では不正アクセスにあたるのではないか」と考え、別の方法でアクセスを試したと話したという。
ACCSは初公判について、「同法が定める『不正アクセス』とは何かについてコメントする立場にない」としながらも、「取得した個人情報を公衆に開示するという行為は許すことができない。厳重処罰を希望する」とコメントしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
資さんうどん、従業員の退職理由などが外部から閲覧可能に 委託先の勤怠システムに設定不備
-
3
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
4
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
5
auメールで朝から障害 全国で利用しづらい状況に
-
6
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
7
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
8
GMO不正アクセスの犯人サイト、ドメイン停止を確認
-
9
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
-
10
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR