コンピュータの埃に有害物質
家庭やオフィスで日常的に使っているコンピュータには、人体に有害な化学物質を含む埃が付着している――。コンピュータ関連の健康問題を調査しているClean Production Action(CPA)とComputer TakeBack Campaign(CTBC)が全米で行った調査を基に、こんな報告書をまとめた。
調査では米8州の大学や政府機関事務所、博物館、学校などのコンピュータから、CPUとモニタに付着した埃のサンプル16種を採取、有害物質の含有状況を調べた。その結果、全サンプルから人体に有害な臭素化難燃剤(BFR)を検出。特に、エレクトロニクス業界で防火材料として広く使われているボリ臭素化ジフェニルエーテル(PBDE)が最も高いレベルで検出された。
コンピュータを発生源として、家庭やオフィス、学校などではPBDEを含む埃にさらされていると報告書は結論。これらの化学物質は有害性が実証されており、PBDEは長年の間に体内に蓄積される物質であることから、少量でもさらされるのは問題だと指摘している。
報告書によれば、この問題はコンピュータメーカーがもっと安全な物質を使うことで回避できるといい、米国政府や州政府に対し、PBDEの段階的な使用禁止を優先課題とし、BFRに代わって安全な物質の使用を義務付けるべきだと提言している。
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