「モバイルネットワークで感染する初のワーム検出」の報告
ロシアのウイルス対策企業、Kaspersky Labsは6月14日、モバイルネットワーク経由で拡散する初のネットワークワーム「Cabir」を検出したと明らかにした。Symbian OS搭載の携帯電話に感染するが、これまでのところ実際の被害は起きていないようだとしている。
Kaspersky Labsによると、このワームの作者は「Vallez」とみられる。Vallezは、国際的なウイルス作成グループの29aが使っているペンネームだ。
29aは、「コンセプト実証型ウイルス」の作成を専門としており、これまでに、世界規模の感染を引き起こす初のマクロウイルス「Cap」、NTFSストリームを使ったウイルスの作成が可能であることを実証した「Stream」、.NETを標的とした初のウイルス「Donut」、Win64標的の初のウイルス「Rugrat」などを作成している。
早期の分析結果では、CabirはSISファイル(Nokia Phone Game File)として送信されるが、Caribe Security Managerという電話セキュリティソフトのユーティリティの一つを装っている。感染したファイルを立ち上げると、端末画面に「Caribe」というタイトルが表示される。システムに感染し、端末をスタートさせるたびに起動する。そしてBluetoothでアクセス可能なほかの電話機を探し、見つかった最初の端末に自らの複製を送る。
これまでの分析では、Cabirのコードから悪質なペイロードは検出されていないという。
Cabirのコードは、Nokiaの携帯電話などで採用されているSymbian OS下で実行するよう書かれている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
3
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
4
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
5
auメールで朝から障害 全国で利用しづらい状況に
-
6
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
-
7
So-net、会員情報約259万件が漏えい 一部メールサービスではパスワードも流出
-
8
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
9
IPO目論見書に「AIは人類の存亡リスク」「コードの9割はClaude製」 Anthropicが示した規格外の見立て
-
10
Apple、M6搭載の14インチ「MacBook Pro」発表 AI性能向上、33万9800円から
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR