LinuxでのInfiniBand利用促進へ「OpenIB Alliance」結成
高性能コンピューティング(HPC)のユーザーとSun Microsystems、Dell、Intelなどのベンダー各社は6月15日、InfiniBand I/OアーキテクチャをLinuxで簡単に利用できるようにするための取り組みを立ち上げる。プロジェクトに参加する複数の企業が明らかにした。
各社は「OpenIB Alliance」を結成し、IP over InfiniBandやHPCで利用されるMPI(Message Passing Interface)など、各種ネットワーキングプロトコルの実装に加え、共通ソフトウェアユーティリティ、InfiniBandハードウェアドライバなどの開発に当たる。
「相互運用性に注力し、参加企業全員が、このソフトウェアスタックに基づく市場の育成に向けて協力する」と、OpenIB Alliance参加企業の1社、Engenio Information Technologiesの戦略プランニング担当シニアディレクター、スタン・スケルトン氏は説明している。
ほかの参加企業はTopspin Communications、Network Appliance、Mellanox Technologies、Voltaire、Infinicon Systemsなど。InfiniBand利用組織として、サンディアとローレンス・リバモアの両米国立研究所も名を連ねるという。
「IHV(独立系ハードウェアベンダー)はこれまで、個々にInfiniBandスタックを用意する必要があった。各社で作業が重複し、本来協力できる場面で競争していた」と、あるOpenIB Alliance参加企業は匿名を条件にコメントした。
同筋によると、これまではハードベンダー各社がInfiBand利用のために各社独自のソフトを提供してきたが、OpenIB Alliance結成によって、初めて、オープンソースライセンスの下で、ソフトをリリースするためのリソース統一が図られる。さらに同筋によれば、このプロジェクトの主導者らは、そのソフトが標準Linuxカーネルに組み込まれることを望んでいるという。
スケルトン氏は、OpenIB AllianceはBSDライセンスとGNU General Public Licenseの二つのオープンソースライセンスの下でソフトをリリースすると話している。また同氏は、「(OpenIB Allianceは)まずはLinuxに注力するが、ほかのOSにもこれを適用できない理由はない」と言い添えた。
Copyright(C) IDG Japan, Inc. All Rights Reserved.
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
資さんうどん、従業員の退職理由などが外部から閲覧可能に 委託先の勤怠システムに設定不備
-
3
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
4
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
5
GMO不正アクセスの犯人サイト、ドメイン停止を確認
-
6
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
7
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
8
So-net、会員情報約259万件が漏えい 一部メールサービスではパスワードも流出
-
9
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
-
10
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR