大手サイト使ったトロイの木馬攻撃、背後にロシアのハッカー集団
大手サイトに悪質なコードが仕掛けられ、ユーザーのPCにバックドアがインストールされるケースが報告されている問題で、この攻撃の背後にはロシアのハッカー組織が存在するとウイルスやコンピュータセキュリティの専門家が指摘。大手銀行や電子商取引サイトの顧客から口座情報などを盗む目的で、システムの脆弱性を突いて世界で一斉攻撃が仕掛けられているという。
攻撃の噂が浮上したのは24日。IISバージョン5を実行しているWindows 2000マシン上で不正ファイルが発見された。SANS InstituteのInternet Storm Centerに投稿された情報によれば、セキュリティ専門家は現在もこの攻撃の分析を進めているが、攻撃にかかわったファィルは特定され、不正ファイルがどのようにしてWebサイトから顧客のマシンに感染したのかも突き止められた。
感染したファイルは「Download_Ject_Symantec.doc」「ipaddress.txt」「issue.csv」「ads.vbs」「agent.exe」などの名称で、「inetsrv」という名称のWindowsフォルダに置かれている。IISの設定も変更され、「ドキュメントフッタを有効にする」のオプションがオンにされているという。
この攻撃は、ロシアのハッカー集団が組織的に仕掛けていると見られ、金銭詐欺に使うための個人情報収集を目的としているようだとセキュリティ専門家は指摘する。
ヘルシンキのウイルス対策会社F-Secureのディレクター、ミッコ・ハッポネン氏のチームでは、「Scob」と名付けたこの不正コードと、ロシアのウイルス作者集団「Korgo」との関連を突き止めたとしている。
一方IDefenseでは、この攻撃は「hangUP team」という、やはりロシアの集団と関係があるとの見方だ。最近拡散した「Korgo」ワームもこの集団の仕業だと同社は見ているという。
Copyright(C) IDG Japan, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
3
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
4
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
5
auメールで朝から障害 全国で利用しづらい状況に
-
6
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
-
7
So-net、会員情報約259万件が漏えい 一部メールサービスではパスワードも流出
-
8
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
9
IPO目論見書に「AIは人類の存亡リスク」「コードの9割はClaude製」 Anthropicが示した規格外の見立て
-
10
Apple、M6搭載の14インチ「MacBook Pro」発表 AI性能向上、33万9800円から
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR