社内でのモバイルPC利用と管理、「使用規則特になし」が68.8%──IDC Japan
IDC Japanは10月4日、「ビジネスユーザーのモバイルPC利用動向」に関する調査結果を発表した。同調査は、ポータブルPCを外出先で仕事に使用しているビジネスユーザーを対象にアンケートを実施したもの。
これによると、仕事においてモバイル用途で利用されているPCは、2002年以降に購入されたものが多く(全体の78.6%)、会社から支給されたものが約半数を占めた。また、PCの重量は1kg以上2kg未満が全体の約半数で、ディスプレイサイズは12インチ以上14インチ未満が最多の40.2%となった。
使用しているPCへの満足点としては、「本体のサイズが小さい」「本体が軽い」「ディスプレイサイズが大きい」がトップ3となり、反対に不満点としては、「本体が重い」「バッテリーの駆動時間が短い」「処理スピードが遅い」が挙がった。
総合的な満足度では全体の53.2%が「大変満足している」または「やや満足している」と回答しているが、これを入手手段別に見ると、会社から支給されたPCを使用している回答者ではこの比率が40.3%まで下がり、自ら機種選定をしたわけではないPC使用者のPCに対する満足度は必ずしも高くないことを示している。
PCの使用状況に関する質問項目で、モバイル利用時における業務データの保管場所をたずねたところ(複数回答方式)、「ポータブルPCのHDD」(65.1%)と「社内のサーバ」(64.6%)が、ほかの回答を圧倒した。
また、モバイル用途で用いられるポータブルPC本体の管理については、「社外への持ち出しが制限(禁止)されている」(13.8%)や「データのメディアなどへの保存が制限(禁止)されている」(11.4%)という回答も見受けられる一方で、「使用規則特になし」とする回答が68.8%と約7割を占めており、多くの企業でポータブルPC本体の管理がおざなりになっていることが明らかになった。
同社リサーチマネージャーの鈴木久美氏は、「PC本体のHDに社内データを保存しつつPC本体は何も管理していない企業が目立ち、情報漏洩に対する意識の低さが表れている」と問題点を指摘している。
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