News Weekly Access Top10(2004年11月14日-11月20日)
現代のネット=明治時代の本?
総務省主催のシンポジウム「ネット・キッズ・ポップ」に関する記事が先週のアクセス2位にランクインした。
同シンポジウムで東京大学大学院情報学環の山内祐平助教授は、「ネットは明治時代の本と同じ。世の中に受け入れられるまでまだ時間がかかる」と話した。
山内助教授によると、本がさまざまな層に広く普及し始めた明治時代、子どもが本を読んでいると「本など読まずにおじいちゃんやおばあちゃんに話を聞きなさい」と親からたしなめられたという。当時の人々にとって本は、家族のコミュニケーションを妨げる脅威だったようだ。
そして今の親は、インターネットに夢中になっている子どもを心配している。特に長崎県佐世保市の女児殺害事件以来、子どもにネットを触らせたがらない親が増えたという。ウイルスやフィッシング詐欺などといったセキュリティの問題も次々に現れ、「ネット=怖い」というイメージを持つ人も少なくない。
山内助教授はこれを、新しいメディアや技術が現れた時の典型的な現象だとする。新技術は、登場当初は無条件にもてはやされるが、数年後に問題が次々に指摘され、危険視され始める。新技術がこれを乗り越え、一般に浸透するには数十年以上かかるという。
ネットが数十年の長丁場を生き抜くために今必要なのは、お金と人のつながりだという。ネット教育を行うNPOは資金不足のところが多く、学校のネット設備も十分ではない。ネット教育に熱心な教師もいるが、協力し合う体制が未整備。政府がネット教育にこれまで以上に投資したり、教師同士が連携できる仕組みを作る必要があると、山内助教授は話していた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
資さんうどん、従業員の退職理由などが外部から閲覧可能に 委託先の勤怠システムに設定不備
-
2
NEC、委託先の情報漏えいで謝罪 「セキュリティ事業を手掛ける企業として反省」
-
3
VTuber「兎田ぺこら」グッズにSNSで風評被害→示談成立 「保護者同伴で謝罪などがあったため」
-
4
JALの予約システムに不正アクセス 約9万人分の予約情報が漏えい 一部ではパスポート番号も
-
5
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
6
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
7
Anthropic、独自の“創薬活動”に着手 社員1人のバイオ企業を買収、小児難病の治療薬研究を進める
-
8
GMO不正アクセスの犯人サイト、ドメイン停止を確認
-
9
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
10
「対策を後回しにしたサーバが軒並み狙われている」 相次ぐ不正アクセスにラックCTOが警鐘
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR