「クロック据え置き、キャッシュ2倍」の最新P4発表
米Intelは2月21日(米国時間)、Pentium 4のクロックスピードが実際的な限界に達したと判断して以来、初めて同プロセッサラインの新製品をリリースする。
Pentium 4の新モデル4種は2次キャッシュが1Mバイト拡大して、合計で2Mバイトとなっている。キャッシュメモリは、頻繁にアクセスするデータをプロセッサの近くに置いておくためのもので、キャッシュ内のデータはPCのメインメモリ内のデータよりも高速に処理できる。
Intelは何年にもわたり、クロックスピードの向上によってPentium 4の性能を高めてきたが、90ナノメートルプロセスへの移行に伴う電流リークの問題により、プロセッサの速度を上げられなくなっている。同社は昨年、Pentium 4のクロックスピードは3.8GHzで頭打ちになると発表した(11月16日の記事参照)。プロセッサのキャッシュメモリを増やせば、クロックスピードを増やすほどには電力を使わずに済む。
また新版Pentium 4は64ビットOS・アプリケーションをサポートする。Intelと、2003年に64ビットデスクトップCPUを投入したAMDは、Microsoftの64ビットWindows XP製品版に合わせて準備を進めているところだ。同OSは何度もスケジュールが遅れた末、今年前半にリリースされる見込みだ。Linuxは既に64ビット拡張技術に対応している。
新しいPentium 4は、Intelとその顧客のPCメーカーに、最初のデュアルコアデスクトップCPUが登場するまでに一息つく余裕を与えるだろう。最初のデュアルコアデスクトップCPU「Smithfield」は6月末までに登場の見込みで、仮想化などの新技術をサポートする新しいチップセット技術とともにリリースされるだろう。
Pentium 4新版は、3.6GHzのPentium 4 660、3.4GHzの同650、3.2GHzの同640、3GHzの630の4種。またIntelは2Mバイトキャッシュと1066MHzフロントサイドバスを備える3.73GHz Pentium 4 Extreme Editionもリリースする。このプロセッサはたいてい、最高性能のIntelプロセッサに金を惜しまないゲームファンやPCマニアを対象としている。
価格は1000個ロット時で、660が605ドル、650が401ドル、640が273ドル、630が224ドル、3.73GHz Extreme Editionが999ドル。
Hewlett-Packard(HP)とGatewayは、これら新プロセッサをサポートする計画だとしている。660と650搭載のPCは21日にHPのWebサイトで提供開始され、640と630は3月9日からオプションとして提供される予定。Gatewayは近いうちに新版Pentium 4を搭載したデスクトップを発表する計画だ。
Dellの製品計画は通常、Intelのリリーススケジュールと密接に連動しているが、Dellの広報担当者に同社PCに新版Pentium 4が採用されるかどうかの確認を求めたところ、返答は得られなかった。
Copyright(C) IDG Japan, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
資さんうどん、従業員の退職理由などが外部から閲覧可能に 委託先の勤怠システムに設定不備
-
3
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
4
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
5
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
6
auメールで朝から障害 全国で利用しづらい状況に
-
7
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
8
GMO不正アクセスの犯人サイト、ドメイン停止を確認
-
9
「対策を後回しにしたサーバが軒並み狙われている」 相次ぐ不正アクセスにラックCTOが警鐘
-
10
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR