有害コンテンツは見せたくないがフィルタリングは知らない──保護者の7割
日本PTA全国協議会はこのほど、「青少年とインターネットなどに関する調査」の結果を発表した。調査は、全国の小学5年生、中学2年生、および児童生徒の保護者を対象に、2004年11月4日~12月12日の期間でアンケートを実施したもの。有効回答数は、小学5年生2444人、中学2年生2642人、小学5年生保護者2497人、中学2年生保護者2514人。
これによると、子供が携帯電話・PHSを保有する割合は、小学5年生で携帯電話が9.5%、PHSが1.6%、また、中学2年生で携帯電話が33.4%、PHSが0.7%。過去3年間での結果を比較すると、携帯電話に関しては年々増加傾向が見られ、特に中学2年生では、2003年度から6.6ポイント増加していた。
保護者を対象に、携帯電話・PHSを学校へ持ち込むことについてたずねたところ、小学5年生保護者の76.4%、中学2年生保護者の78.1%は、「持ち込むべきでないと思う」と回答している。
自宅にPCが「ある」割合は7割を上回り、また、自宅にPCがあると答えた子供の9割以上(小学5年生95.1%、中学2年生96.3%)が、PCを使用した経験を有していた。自宅のPCでしていることの1位は、小学5年生が「ゲーム」、中学2年生が「ホームページを見たり、調べたりする」。
インターネットの利用経験が「ある」のは、小学5年生で68.5%、中学2年生は80.4%。
ネット利用経験を持つ子供に、ネットの利用頻度をたずねたところ、過半数が「週1回以上」利用していると答え、小学5年生の10.8%および中学2年生の20.6%は「ほぼ毎日」利用しているという。
ネットの利用目的をたずねた質問でもっとも多かった答えは、小学5年生が「勉強のための情報を得るため」、中学2年生は「趣味や娯楽のための情報を得るため」だった。
電子メールの利用経験が「ある」のは、小学5年生で23.9%、中学2年生は53.4%。
電子メール利用経験を持つ子供のメール利用頻度については、小学5年生の64.5%、中学2年生の88.1%が「週1回以上」と回答。特に中学2年生では、60.6%が「ほぼ毎日」利用していた。
中学2年生を対象に、出会い系サイトなどの広告メールの受信経験をたずねたところ、25.9%が「ある」と答え、そのうちの2.5%は「返信し、そのサイトを利用した」という。利用したという回答の割合については、2003年の調査時では5.9%あり、減少していることがわかる。出会い系サイトへのアクセス手段でもっとも多いのは携帯電話だった。なお、出会い系サイトを利用している子供のうち61.9%は、そのことを親に「まったく話さない」と答えている。
ネット上で物のやり取りをしたことがある中学2年生は10.3%で、2003年度調査時に比べて5.6ポイント増加した。やり取りの方法は、「オンラインショッピング」が55.7%、「オークション」が36.3%。
保護者を対象に、フィルタリングソフトの認知をたずねたところ、約7割がフィルタリングソフトの存在を知らなかった。一方で、保護者の8割は、アダルト画像などに対して、「発信者の自主規制」や「発信者に対する法的規制」が必要と考えていることもわかった。
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