レビュー
フラッシュメモリで“よりシャープ”に――オリンパス「m:robe MR-F10」(2/2 ページ)
操作はシンプルだが、設定は複雑に感じられる場合も
楽曲の転送が済めば音楽を楽しめる。再生/停止ボタンを長押して電源を入れると再生画面が現れるので、ここでナビゲーションボタンを押すと、ナビゲーション画面に移行する。
ここでは早送り/早戻しボタンで「上下移動」、ナビゲーションボタンで「戻る」、メニューボタンで「進む」となっており、再生したい曲を探した後に再生ボタンを押せば再生が開始される。操作として悩むところはなく、初めてフラッシュメモリプレーヤーを使う人でも戸惑うことなく使えるだろう。
右手に本製品を構えると、親指が再生/停止ボタン、人差し指が早送り/早戻しボタンへ自然とかかり、音量調節は親指をずらして行うことになる。自然な動線だが、親指の腹が本体上面をなぞることになってしまい、どうしても鏡面処理されたパネルに指の油が付着しがちになる。簡単にふき取れるのだが、気になってしまう。パネルが“着せ替え”できたら良かったのにと思ってしまった。
本製品は「ミュージック」「プレイリスト」「セッティング」の各モードを持っており、モードによって「メニュー」ボタンから選択できる項目が異なる。再生中にメニューボタンを押せば「ミュージックモードのメニュー」が呼び出され、再生方法や再生モード、イコライザやWOWなどの音質調整に関する設定が行え、マイク/ライン録音の設定もここから行う。
「セッティングモードのメニュー」からは表示言語切り替えやバックライトの発光時間、タイマー設定、時計/アラーム機能の設定などを行う。「プレイリストモードのメニュー」からは、プレイリストの作成/削除が行える。作成されたプレイリストは本体内のみ有効となっており、PCと接続しても持ち出すことはできない。
「メニュー」ボタンを押せば、現在自分が使用しているモードに応じたメニューが現れるので非常に便利。Windowsでいえば右クリックに相当する操作といえる。設定を行うためにボタンを押す回数も、他機種に比べて少ない。どうしても小さな液晶・小さなボタンで設定をしなくてはならないフラッシュメモリプレーヤーとしては、ひとつの解決策といえるだろう。
ただ、ライン録音についての設定項目がミュージックのメニューに含まれているなど、すべてが直感的に設定できるというわけでもない。これは筆者がいくつものポータブルプレーヤーを触ってきているせいかもしれないが、設定に関する項目はすべて「セッティング」から選択できる方がいいように感じた。
本製品は音楽再生以外にも、内蔵マイクによるボイスレコーディングとライン入力からの録音機能を備えている。
ボイスレコーディングを行うには再生画面で「メニュー」ボタンを押し、「音源」-「マイク」と選択した後に左側面の録音ボタン(REC/A-Bボタン)を長押しすればよい。録音をやめるには再生/停止ボタンを押す。生成されるファイルはMP3で、ビットレートは32/64/96/128kbpsから選択できる。
ライン入力からの録音についても、設定方法はボイスレコーディングとほぼ同じで、ケーブルを接続した後に「メニュー」から「音源」-「ライン」と選択し、録音ボタンを押す。生成されるのも同じくMP3だが、ビットレートは64/96/128/192kbpsの4種類から選択することになる。無音部分を検知してファイルを自動的に分割する、無音検出機能も備えている。
m:robeシリーズの第一弾として登場したMR-500i(レビュー)は、メガピクセルカメラや大型液晶ディスプレイを搭載し“音楽と写真を自由に融合させて楽しむ”製品として登場した。新登場したMR-F10はフラッシュメモリタイプとすることで小型化を進めたほか、ヘッドフォンもネックストラップ一体型となっており、“気軽に音楽を楽しむ”ことを提案している。
本製品と同時に発表されたMR-F20は、同様のコンセプトを持ちながらも録音可能なFMラジオチューナーを搭載するほか、96×96ピクセルに大型化された有機ELディスプレイにはJPEG画像の表示も行うことができる。
MR-F10の方がシンプルである分だけ価格も抑えられており、実売価格は512Mバイト版が1万7000円前後、1Gバイト版が2万2000円前後となる見込み。格安とはいえないが、そう高価というほどでもない。スッキリとしたスタイリングと、国内メーカーらしい丁寧な仕上がりが気に入れば、十分検討に値する製品だといえる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
資さんうどん、従業員の退職理由などが外部から閲覧可能に 委託先の勤怠システムに設定不備
-
2
NEC、委託先の情報漏えいで謝罪 「セキュリティ事業を手掛ける企業として反省」
-
3
JALの予約システムに不正アクセス 約9万人分の予約情報が漏えい 一部ではパスポート番号も
-
4
VTuber「兎田ぺこら」グッズにSNSで風評被害→示談成立 「保護者同伴で謝罪などがあったため」
-
5
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
6
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
7
「対策を後回しにしたサーバが軒並み狙われている」 相次ぐ不正アクセスにラックCTOが警鐘
-
8
GMO不正アクセスの犯人サイト、ドメイン停止を確認
-
9
Anthropic、独自の“創薬活動”に着手 社員1人のバイオ企業を買収、小児難病の治療薬研究を進める
-
10
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR