LifeStyle Weekly Access Top10
ぐるっと一回転してネットラジオ
先週のトップは、8月22日に開始されたヤフーの新音楽配信サービス「Yahoo!ミュージック サウンドステーション」に関する記事。
音楽配信サービスといえば、iTunes Music StoreやMoraなどのダウンロード販売型サービスを指すことが多いが、ヤフーの新サービスは“新”音楽配信サービスと名付けられており、直接的にダウンロード販売を行うことはない。その正体はフルコーラスの楽曲をストリーミングで流す、ネットラジオだ。
使い勝手もまさしくラジオ的で、J-POP/クラシック/歌謡曲などのジャンルあるいは、アーティスト/レーベルなどのカテゴリを選ぶと専用プレーヤーが立ち上がり、あとは勝手に音楽が流れるだけ。曲の情報(アーティスト名/曲名/収録アルバム名など)はプレーヤーに表示され、気に入れば用意されているリンクを利用してCDを購入することもできる。
ジャンルやレーベルを選択することで、ある程度の趣味趣向を反映させることはできるが、聴きたい曲をすぐに聴けるわけではないところもラジオ的だ。高音質とはいえないが、メールを書いたりネットを見ながらBGMとして流しておく分には十分だ。
音楽のダウンロード販売やポッドキャストが脚光を浴びている中、なぜいま“枯れたサービス”ともいえるネットラジオなのか。その動機について同社では「オンラインでCDを買ってもらうため、音楽に触れる機会を広げたかった」と説明している。
「新サービスは音楽と触れる機会を増やし、そこからオンラインのCD販売へ結びつけるマーケティング戦略の一環として考えている。FM放送でも1年間に4万曲しか流していないのに対して、こちらはスタート時から10万曲が用意できている。それだけ多くの機会を提供できるということ」
「ダウンロード販売やポッドキャストの可能性を否定するつもりはないが、目的にあった手段を模索していたら、ネットラジオになっただけ。まぁ、(最新を追いかけていたら)ぐるっと回って枯れたものに戻ってきたという感じ(笑)」(同社 メディア事業部 プロデュース室 プロデューサー 水野有平氏)
温故知新ではないが、日々新しい技術やトレンドが登場するからこそ、目的にあった技術やサービスを選ばなくてはならない――同社がポータルサイトとして強い影響力を保ち続ける理由の一端が見えた気がした。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
3
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
4
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
5
auメールで朝から障害 全国で利用しづらい状況に
-
6
Apple、M6搭載の14インチ「MacBook Pro」発表 AI性能向上、33万9800円から
-
7
IPO目論見書に「AIは人類の存亡リスク」「コードの9割はClaude製」 Anthropicが示した規格外の見立て
-
8
So-net、会員情報約259万件が漏えい 一部メールサービスではパスワードも流出
-
9
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
-
10
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR