欧州委員会、通信記録保存規定の提案まとめる
欧州委員会は9月21日、テロ対策の目的で、通信事業者に対して電話とインターネットの通信記録保存を義務付ける内容の提案をまとめた。
提案では電気通信または通信ネットワークを提供する事業者に対し、携帯電話と固定電話の通信記録は1年間、インターネット通信記録は半年間の保存を義務付けている。事業者の経費負担増加分は償還される。プライバシーを守るため、通信の内容には保存義務は適用されない。
規制実現のためには提案が欧州議会と欧州閣僚理事会でも承認される必要があるが、閣僚理事会では現在、記録保存期間を最大3年間とする別の提案について審議中。欧州委員会は各機関および加盟国と調整をはかった上で、年内にこの問題で合意にこぎつけたい意向だとしている。
欧州委員会ではマドリードで昨年3月に起きた列車爆破テロ、今年7月のロンドン同時テロを例に挙げ、司法当局が重大犯罪やテロについて捜査を行う際に、通信記録は重要な手掛かりになると強調している。
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