ブロガーの製品チェック、切り口は4類型
ある新製品の感想を記したブログ記事のうち、約7割はポジティブな内容──こんな調査結果を日本広告主協会 Web広告研究会が公表した。「ブロガーは匿名でも読者と継続的に対話するため、掲示板に比べて非建設的な誹謗中傷に走りにくいのでは」と見ている。
企業の製品がブログでどう書かれているのかを把握するため、調査を担当したレッドクルーズが約100万のブログを対象にキーワード抽出して調べた。対象製品は東芝「gigabeat」やNEC「N901iS」など。
調査結果から、製品についてブロガーが言及する際の切り口を見ると、(1)ニュース型、(2)広告型、(3)体験・感動型、(4)日記型──の4つに分類できるという。
ニュース型は、企業の製品発表ニュースリリースへのリンクなどに意見を追加したり、製品データの分析などを書き込み、広告型は新製品CMに出演したタレントなどに絡めて書くタイプ。体験・感動型は、製品を実際に体験したユーザーの感想。好意的な「ファン」と「ニュートラル」「批判的」に分かれる。日記型は、日々の日記で製品名が触れられる程度の扱い方だ。
新製品が発表されると(1)ニュース型による書き込みが急激に増えるがすぐに下火になり、(2)広告型は比較的継続性が高いものの徐々に減少、(3)代わって体験・感動型が登場、(4)ロングラン商品になると日記型の言及が増える──という段階が経ていく。
体験・感動型の書き込みの場合は約7割が「ファン」で、「ニュートラル」は約2割、「批判的」は約1割だった。ニュースリリース効果は瞬間風速的な盛り上がりですぐに下火になったり、機能型商品のほうが取り上げられやすいといった特徴も分かった。
優れた情報を掲載しているブログも多いが、多数の読者を獲得しているわけではなく、埋もれてしまいがちだと分析。こうしたブログを、評価に迷っているユーザーにうまく伝わる仕組みがあれば、企業やブロガー、読者にとっても有益ではないか、と提言している。
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