Vistaの次は「Windows 2010」? オールチン氏に聞く(2/2 ページ)
2月にリリースされる次のCTPは、機能一式がそろい、「たくさんのバグ」を含み、主にMicrosoftのTAP(Technology Adopter Program)テスターを対象とする。
「われわれはバグへの取り組みを続けており、各CTPの品質は良くなっていくだろう。12月のCTPは機能がそろっていなかった。2月のCTPは機能が増えてバグが減り、その結果としてそれ以降のCTPはもっと改善されると思う」(オールチン氏)
Vistaチームは開発プロセス全体を通して同OSの調整を続ける予定であり、テスターは、2月のCTPでユーザーインタフェースが変わったことに気付くだろうと同氏は語った。
だが、幾つかの変更はあまりに先進的すぎることが分かったという。「例えば、われわれはバーチャルフォルダに力を入れたが、おそらく顧客にとっては大きすぎる飛躍だということを知った」と同氏は話した。
Vistaは最初に開いたときは比較的Windows XPに似た外観だがその上にバーチャルフォルダが置かれ、ユーザーはバーチャルフォルダを作成できるが、当初の計画ほどの大きな変更はないと同氏は付け加えた。
Microsoftはまた、一部の企業のTAPテスターに、数百台のVistaデスクトップを導入して、導入のしやすさやドライバ・アプリケーションとの互換性、企業全体に導入できるかどうかについてのフィードバックを提供するよう要請するとオールチン氏は語った。
2月のCTP以降のビルドは、今年第2四半期中に――情報筋によると4月に――リリースされ、100万人以上のコンシューマーからフィードバックを募ることを目指す見込みだ。
またMicrosoftは5000人のコンシューマーを「採用」し、彼らの意見を追跡しようとした。「幅広いフィードバックに耳を傾けているが、これらの顧客の一部をよく知りたい」(オールチン氏)
機能一式がそろった2月のCTPを開発するために、盛り込む予定だった機能を外したかとの質問に対し、同氏は「わたしの知る限りではない」と答えた。
しかし同氏は、Vistaを今年の年末商戦期に間に合うようにリリースするつもりではあるが、同氏が決めた優先順位は「品質、スケジュール、機能だ。品質を達成できないと考えたら、実際にリリースを保留するだろう」としている。
しかしMicrosoftは、品質が原因でリリースを差し控えることはないと自信を持っている。Windowsチーム全体でパフォーマンス、アプリケーションの互換性、デバイス対応、ユーザビリティ、バグ修正に取り組んでいる。
「できるだけ早くフィックスを開発することに専心しているスタッフがたくさんいる。Vistaは、β2の後で計画していた機能を盛り込んでいた過去のWindowsリリースとはかなり違う。Vistaではそういうやり方はしていない」(オールチン氏)
「だからわたしは楽観的に構えている。ただ、わたしは現実主義者であり、必要なレベルの品質を達成せずにVistaをリリースしたら業界に打撃を与えることは分かっている。だが、現在の状況にわれわれは非常に満足している」と同氏は語った。
Editorial items that were originally published in the U.S. Edition of “eWEEK” are the copyrighted property of Ziff Davis Enterprise Inc. Copyright (c) 2011. All Rights Reserved.
この記事の著者
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
資さんうどん、従業員の退職理由などが外部から閲覧可能に 委託先の勤怠システムに設定不備
-
2
NEC、委託先の情報漏えいで謝罪 「セキュリティ事業を手掛ける企業として反省」
-
3
VTuber「兎田ぺこら」グッズにSNSで風評被害→示談成立 「保護者同伴で謝罪などがあったため」
-
4
JALの予約システムに不正アクセス 約9万人分の予約情報が漏えい 一部ではパスポート番号も
-
5
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
6
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
7
「対策を後回しにしたサーバが軒並み狙われている」 相次ぐ不正アクセスにラックCTOが警鐘
-
8
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
9
Anthropic、独自の“創薬活動”に着手 社員1人のバイオ企業を買収、小児難病の治療薬研究を進める
-
10
GMO不正アクセスの犯人サイト、ドメイン停止を確認
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR