インタビュー
ネジとナットで生み出す無限の可能性――エポック社「デルタックス」(2/2 ページ)
あの、秋山仁先生が推薦人
――乗り物や動物など、さまざまなモデルがキット化されていますが、プレートや動力といったパーツのみの販売を求める声もあります。パーツだけを製品化することはないのでしょうか。
坂本氏: 本当はパーツごとに提供したい面もありますが、モデルごとにパッケージ化したほうがマーケティング的に有利なことあり、現状ではキット製品のみとなっています。今後の検討課題ですね。
ただ、便宜上「こんな物を作ることができます」としていますが、入っている部品で何を作っていただいても構わないわけです。「ヘリコプター」や「クワガタ」とキットがありますが、それぞれに入っている部品で、パーツの使用点数が少なく平面的な初歩のモデルを作ることもできます。逆に複数のキットを用意して頂いて多くの部品を使った大作に挑戦していただくのも、遊びがいがあると思います。
――購入した方からは、どのような反響がありましたか?
坂本氏: そうですね、お父さん世代からは懐かしいという声も多く頂いています。ただ、製品としては最初に言った通り低い年齢を対象にしていますので、プロモーションなどは子ども中心に行っています。
日本各地で実際に遊べるイベントを実施しましたが、子どもは大人が想像しないものを作るので、見ているほうも楽しくなりますね。見本を見て同じものを作ろうという子もいますが、延々とプレートをつなげていくだけの子もいました。プラプレートの柔らかさを確認してから輪を作り、ツルの部分を付けて眼鏡を作った子もいました。わずかな時間ですが、こういうことでも個性って出るんだなと思いましたね。
ビデオゲームなど、デジタルメディアによる遊びが一段落して、カードゲームやパズルなどのアナログ的な遊びがまた復権しつつあります。部品を触りながら、形を作り、そこからまた次の発想を生み出せるデルタックスは、懐かしくも新しいおもちゃだと思います。また、教材のように使っている学校もあります。
発売にあたり、数学者の秋山仁さんにデルタックスをお見せする機会があったのですが、平面の組み合わせで、さまざまな立体を作り上げることができる点を高く評価してもらいました。非常に気に入っていただいて、推薦人になってもらいました。
――現在は、価格や組み立てやすさごとにキットがあるほか、カプセルトイによるラインアップもあります。今後発売される製品の予定や、方向性などを教えてください。
坂本氏: 昨年の夏に販売を開始して好評をいただいていますが、まだまだ普及させていく段階だと思います。現在は大きく分けて、乗り物や恐竜、昆虫をシリーズにしていますが、当面はこれらのバリエーションを増やしていきます。また、製品のサンプルとしてプレートを豊富に使った「船」や「馬」などのアートな作品があるのですが、こうした大人も楽しめるキットの市販も検討しています。
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