インタビュー
1から設計したヘッドフォンのための専用アンプ――izo“R.Spec”「iHA-1」(2/2 ページ)
ヘッドフォンのキャラクターを生かすフラットな音質
――音質面では、他の製品やメーカーとどういった点が違うのでしょうか。
町田氏: ヘッドフォンアンプはヘッドフォンでより上質の音を聞くための黒子ですから、それ自体に個性があってはいけないと考えています。もちろんメーカーや製品ごとにキャラクターがあったほうが良いという方もいらっしゃいますが、弊社としてはできるだけフラットな音質で、ヘッドフォンやスピーカーが持つ音の違いを楽しめる事が重要だと思います。ノイズの低減など当たり前のことを追求していますが、音質については特徴がないのが、特徴ですね。音質や音の良し悪しについてはどうしても主観的になりますので、我々としてはあまりコメントしていないんです。
――iHA-1はオープン価格となっていますが、御社の直販サイトでの販売価格は10万円近い金額になっています。ヘッドフォンアンプとしては高額な部類ですが、価格帯設定についてはどのようにお考えでしょうか。
町田氏: 当初はここまで高くなるとは考えておりませんでした。ミドルレンジクラスの価格で考えていましたので、当初の想定よりもかなり高くなっています。サイズ的な制限よりも音質面で妥協をしないことを前提に開発を行いましたので、内部で使用する個々のパーツについては厳選を重ね、かなり高性能なものを使用しています。こうしたパーツはもともとのが高価ですし、大手メーカーのように大量に仕入れて単価を下げることもできません。小さいメーカーなりにできるだけのコストダウンを図っていますが、利益面ではかなり厳しいのが現状です。
もっと低価格の製品を出すことも考えられたと思いますが、ヘッドフォンアンプを購入される方は、より良い音を求めて購入されるわけですから安くても使ってみてガッカリするような製品にはしたくなかったんです。
――スタックしての利用も可能ということで、今後もデスクトップのサウンド機器をシリーズ化していくことと思います。今後の展開についてお聞かせください。
町田氏: iHA-1はヘッドフォンアンプですが、インデグレーデットアンプとして“V.Spec”「iDA-1」というモデルを発売予定です。これはデスクトップでスピーカーをお使いになる方向けの製品です。また、iHA-1用のパワーサプライユニットである「iPUS-1」を近々発売できるとおもいます。これはACアダプタではなく、好みの電源環境を使いたい方向けのオプションになります。どれも統一したデザインによりスタックして使うことができます。
iHA-1の発表後に、いくつかの企業から弊社の製品について興味がある旨のご連絡を受けました。まだ、何とも言えませんが、我々の強みを生かして他のメーカーとコラボレーションする事もあると思います。現在予定している製品展開はアンプ関連のみですが、デスクトップオーディオの向上を目指してより幅広いジャンルの製品を提供できればと思います。
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