日立、最終赤字転落へ HDD事業が悪化
日立製作所は9月15日、2007年3月期連結の業績予想を下方修正し、純損益が550億円の黒字としていた当初予想から、550億円の赤字に転落する見通しだと発表した。HDD事業の収益が悪化している上、原子力発電所の補修費用を計上するため。
修正後の予想は、売上高が9兆7400億円(前回予想は9兆7000億円)、営業利益は1800億円(同2900億円)、税引き前利益は1600億円(同2800億円)。
HDD子会社・日立グローバルストレージテクノロジーズ(日立GST)の収益が悪化。4~6月期後半から価格下落が著しい上、出荷台数は前年度比で大きく伸びるものの、需要の伸びが当初見通しを下回り、出荷計画を下方修正する。
このため日立GSTの2006年12月期の業績見通しを下方修正し、売上高は5688億円(当初予想は6600億円)、営業損失は400億円(同80億円)になる見込み。前期の営業損失184億円から赤字幅が拡大する。
改善策として、垂直磁気記録方式を採用した2.5インチ新製品の量産開始や3.5インチ新製品の投入に加え、歩留まり改善、生産性向上などによるコストカットを徹底する。
今夏の天候不順から白物家電事業で国内家庭用エアコンの売り上げが不振だった上、高価格DVDレコーダーの市場縮小と価格下落も響いた。
中部電力と北陸電力の原発で起きたタービン損傷について、補修費用を9月中間期に一括計上。電力・産業部門の営業益が大幅に減少する見通しだ。
業績悪化から、中間配当は前年実績から2.5円減らし3円とする。執行役の月額報酬を一部減額し、会長・社長が10月から3カ月間30%減額などとする。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
3
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
4
GMO不正アクセスの犯人サイト、ドメイン停止を確認
-
5
資さんうどん、従業員の退職理由などが外部から閲覧可能に 委託先の勤怠システムに設定不備
-
6
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
7
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
8
So-net、会員情報約259万件が漏えい 一部メールサービスではパスワードも流出
-
9
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
-
10
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR